シンガポール航空(SQ)のマイレージでアラスカ航空(AS)フライトを予約する

あなたは、アラスカ航空(AS)といえば何を思い浮かべますか?
おじさんの顔
改悪となった日本航空(JL)のフライト
などだと思います。
ASはシンガポール航空(SQ)とも提携を行っていて、SQビジネスクラスを予約できる数少ない提携航空会社です。
かつてはASマイレージでSQスイートクラスを予約できちゃったりもしていましたが、今は昔。
だいぶ素敵な思いをさせてもらいました。
ASとSQは提携を行っているので、SQマイレージでASフライトを予約する、ということももちろん可能です。
ASフライトに対するSQマイレージのチャートは、意外とSweet Spotがあります。
あまり注目されていないマイレージの利用方法を少し深掘りしてみます。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
SQマイレージでASフライト予約
SQマイレージでアメリカ国内線を予約する場合、スターメンバーのユナイテッド航空(UA)フライトを思い浮かべるかもしれません。
ですが上述の通りSQはASと提携を行っており、シアトル(SEA)、サンフランシスコ(SFO)、ロサンゼルス(LAX)といったSQ直行便が就航する都市を含む西海岸の主要ハブ空港からアメリカ国内線を幅広く運航しています。
国内線の乗り継ぎだけでなく、カナダやメキシコの発着便もあるため、ASは便利な選択肢となり得ます。
ですが、ASフライトをSQマイレージで予約するのはまだオフラインのプロセスであり(2023年4月現在)、予約には電話が必要です。
とはいえ、お得にフライトができるのでチャレンジする価値はあると思います。
ASを利用すれば、アメリカ西海岸やアメリカ西海岸とカナダの間をエコノミークラスで片道8,500マイルというとてもお得なマイレージ数で移動できたりします。
SQが定義する「ゾーン1」の中には、LAX, SFO, SEAなど、シンガポールへの直行便を運航しているハブ都市が含まれています。
例えば、エコノミークラス片道では、以下のような必要マイレージ数となっています。
SEA <-> LAX/DEN : 8,500マイル(UAフライトだと14,000マイル)
SEA <-> IAH : 10,500マイル(UAフライトだと14,000マイル)
ANC <-> DEN : 13,000マイル(UAフライトだと14,000マイル)
SFO <-> NYC : 13,500マイル(UAフライトだと14,000マイル)
LAX <-> CUN/OGG : 13,500マイル(UAフライトだと19,500マイル)
ASのメキシコ発着便には注意が必要です。
これらの路線は5時間以上かかるため、13,500クリスフライヤーマイルでお得に見えますが、エコノミークラスであれば有償で購入した方がお得、という場合もあります。
ASフライトの空席検索方法
ASの特典航空券向け予約クラスは
・ファーストクラス : E
・エコノミークラス : T
です。
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)や日本航空(JL)などのワンワールドメンバーのサイトで空席状況を確認することが可能です。
(BAではASのファーストクラスは「ビジネスクラス」として表示されます)
アメリカ本土からハワイへも
例えばシアトルからハワイへ直行便で飛ぶにはAS、 デルタ航空(DL)とハワイアン航空(HA)があります。
ASフライトをSQマイレージで予約するのは、アメリカ西海岸からハワイへの往復で最も安いマイルの交換方法の一つです。
エコノミークラス片道だと、13,500マイルで済みます。
燃油はUSD6ほどかかるだけです。
他のマイレージプログラムは、
BA : 13,000 Avios + USD6
CX : 15,000マイル + USD17
AS : 25,000 – 60,000マイル + USD6(変動制)
ASフライトを使う限り、アメリカ西海岸からハワイへ行くにはBAかSQのマイレージがお得、ということになります。
ほとんどのクリスフライヤー代理店はアラスカ航空券の予約方法を知らない
多くのクリスフライヤー会員が直面する最大のフラストレーションは、クリスフライヤーのマイルでアラスカ航空の特典を予約しようと電話やオンラインチャット機能を使っても、答えはいつも同じで、空きがないことです。
今週、私はこのシナリオに直面し、特典航空券の空席があるにもかかわらず、予約しようとしました。
問題は、SQのスタッフのレベルがバラバラであること。
そもそもSQがASと提携していることすら知らない人もいます。
そんな時は、こちらが「教育」をしてあげなければいけません。
日本においても支社があるので、電話で予約をするのもそんなに苦ではないでしょう。
(具体的にどのように教えてあげるか、は、Advanced Travellerサービスの中でお伝えしています)
まとめ
ASはアメリカ西海岸をハブ空港とする広範な国内線ネットワークを持ち、多くの路線でエコノミークラスフライトにおいて魅力的な必要マイレージ数となっています。
いつもはASマイレージを使う方が多いかもしれませんが、ASフライトを利用する経験もしてみてはいかがでしょうか。
(自分は例によってできませんが)
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