シャングリ・ラホテルのステータスが変わります(2022年4月から)
シャングリ・ラは、世界中に100軒強のホテルを持つ高級ホテルグループですが、日本には東京に1軒しかホテルがないためなかなか体験する機会がありアセンでした。
今回、シャングリ・ラはポイントプログラムの大幅なリニューアルを発表したので、その詳細を紹介します。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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変更概要
シャングリ・ラは、2022/4/28から開始する新しいポイントプログラムの詳細を公開しました。
今回の変更で、ポイントプログラムは新しい名称、新しいリワード体系、そしていくつかの新しいエリート特典が加わることになります。
新プログラムはシンプルになりました。
まずは名前ですが、
シャングリ・ラ ゴールデンサークル
から
シャングリ・ラ サークル
となります。
ポイントの獲得方法に変更はなく、税金と手数料を除いた支払額USD1につき1ポイントが貯まります。
宿泊料金がUSD1,000の場合、1,000ポイントが加算されます。
最大の変更点は、特典交換の面です。
現在、無料宿泊特典の交換は、7つのカテゴリーのホテルの特典表に従って行われ、スタンダードルームの場合、1泊あたり1,000ポイントから20,000ポイントまでとなっています。
またシャングリ・ラの施設での食事やスパの購入に使えるバウチャーにもポイントを交換することができます。
・500ポイントでUSD50分のバウチャーに交換できます
・1,000ポイントでUSD100分のバウチャーに交換できます
つまり、シャングリ・ラ ポイント1ポイントにつきUSD0.1が施設内での支払いに充当され、10%相当の還元を受けることができるのです。
新しいプログラムでは、特典宿泊の必要ポイント数を需要に応じて動的に変更する予定です。
ブラックアウト(特典除外日)を設けず、USD1につき15ポイントで、シャングリ・ラのあらゆる体験にポイントを交換することができます。
-> 1ポイントあたり約USD0.0667セントになります
ポイントは、どのような体験の費用にも部分的に交換することができるので、すべての体験に十分なポイントが必要なわけではありません。
以前は1ポイントあたり10セントで食事やスパを体験できましたが、現在は6.67セントで食事やスパを体験できるのみです。
新プログラムでは、シャングリ・ラ サークルには4つのステータスが設けられます。
シャングリ・ラ サークル ゴールド
シャングリ・ラ サークル ジェイド
シャングリ・ラ サークル・ダイヤモンド
シャングリ・ラ サークル ポラリス
従来は宿泊数または滞在数によってステータスを獲得していましたが、新しいプログラムでは宿泊数またはティアポイントの獲得数(USD1の支払いにつき1ティアポイントを獲得)によってステータスを獲得することができるようになりました。
今流行りの、収益ベースへと移行しているのです。
ジェイドステータスは、20泊または6,000ポイントが必要なステータスです。
朝食無料、アーリーチェックインとレイトチェックアウト、ウェルカムアメニティ、ルームアップグレード、ボーナスポイントなどの特典が含まれます。
ダイヤモンドステータスは、50泊または15,000ポイントが必要なステータスです。
エグゼクティブラウンジの利用やプレスサービスのご利用など、より充実した特典が用意されています。
ポラリスステータスは、新しい招待制のエリートステータスです。
宿泊時以外のエグゼクティブラウンジの利用、チェックイン・チェックアウト(早朝12時、午後6時)、空港での無料出迎え、1滞在につき4時間の無料カーサービスなどの特典が含まれます。
まとめ
シャングリ・ラもまた、需要に応じて特典の必要ポイント数を変更するという、業界の方向性に沿っていることは間違いありません。
飛行機のステータスもこのような形になってきているので、上級会員ステータスは本当に、お金を使わなければ獲得できなくなりつつあるようです。
この流れの「穴」を見つけることが、また楽しいんですけどね 😉
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