シンガポール・チャンギ空港(SIN)ターミナル2が完全に再開します

シンガポール・チャンギ空港(SIN)は、予定より数ヶ月早く、ターミナル2を全面的に再開する予定です。
SINのターミナル2は、段階的に実施する全面改修のため、2020年1月に初めて業務を縮小しましたが、2020年5月に一時的に完全にシャットダウンしました。
この完全閉鎖によって、当初2024年に完了する予定だった改修が加速され、2022年5月から、改修されたチェックインホールや到着エリアなど、ターミナルの比較的小さな南側セクションが再び稼働しています。
さらに、2023年5月末には、ワンワールドのマレーシア航空(MH)がターミナル2に戻るため、週65便のフライトが追加される予定です。
今後ターミナル2の運用はどうなるのか、少し調べてみました。
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2023年10月に完全リニューアルオープン
ご存知の方も多いかもしれませんが、SINのターミナル2は現在、新しいデザインに全面改装中で、南側の到着・出発エリアではすでにその姿を見ることができます。
リニューアルオープンした出発ロビーには、最新のデザインが施されています。
「自然の要素からインスピレーションを得た現代的なデザインコンセプト」を誇っているそうです。
トランジットエリアでは今後、滑走路を見渡せる広いスペースで、新しいダイニングコンセプトが提供される予定です。
2023年10月に第2ターミナル北棟がリニューアルオープンすると、改装前より500万人多い年間2800万人の旅客を収容する空港最大の施設となります。
このプロジェクトが完了すると、チャンギ空港の年間旅客数は9,000万人に増加することになります。
これにより、2030年代半ばに予定されている第5ターミナルの開業まで、空港の旅客数を確保することができます。
実際、北ウィングの一部はすでに2023年3月下旬から再開しており、北東桟橋の3つの「E」ゲート(E1、E2、E3)は現在「F」ゲートと並んで通常使用されています。
ターミナル2を利用している航空会社
2023年5月現在、10社の航空会社がターミナル2を利用しています。
・シンガポール航空(SQ)
-> 東南アジア、バングラデシュ、スリランカ行
・エアインディア(AI)
・エア・インディア・エクスプレス(IX)
・ロイヤルブルネイ(BI)
・ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)
・スイスインターナショナルエアラインズ(LX)
・四川航空(3U)
・マカオ航空(NX)
・エチオピア航空(ET)
・ファイアフライ(FY)
そして、マレーシア航空(MH)が 2023/5/23からターミナル2を利用することになります。
ワンワールドラウンジの利用には悪い知らせ
MHのターミナル2への復帰は、ターミナル1にあるカンタス航空(QF)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、カタール航空(QR)などの優れたワンワールドラウンジを利用していた方にとっては悪いニュースです。
MHはターミナル2においてはSATSプレミアラウンジに招待しており、プライオリティ・パスの利用客と同じラウンジへ追いやられてしまいます。
ターミナル1の各ラウンジの営業時間ですが、
・BAラウンジ : 午後4時~午後10時
・QRラウンジ : 20時~翌朝3時
・QFラウンジ : 午後3時~午前0時
ちなみにQRのラウンジは、ワンワールドメンバーのビジネスクラス搭乗客のみ利用可能です。
MHはターミナル2でチェックインですが、ターミナル1の出国審査ルートからワンワールドラウンジへさらに簡単にアクセスすることができます。
まとめ
2023年11月にシンガポールでオフ会を行うので、その際にもしかしたらターミナル2を訪れるかもしれません。
もしMHに搭乗する場合は、必ずターミナル1に立ち寄ってSATSプレミアラウンジには行かないようにしたいと思います。
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