サウディア(SV)がロンドンヒースロー(LHR)にラウンジをオープン

サウジアラビアのジェッダを拠点とする航空会社・サウディア(SV)が、ロンドン・ヒースロー空港(LHR)の第4ターミナルに新しいラウンジをオープンしました。
ちょっと意外だったので紹介です。
ラウンジ概要
このラウンジは「プラザ・プレミアム・グループ」との共同開発によるもので、設計から内装、運営までをプラザプレミアムグループが手がけています。
プラザ・プレミアムは以前、同ターミナルにあったスカイチームラウンジを引き継ぎ、1階部分に大規模な新ラウンジをオープンしました。
その際、2階部分は「後日別用途に利用予定」とされていましたが、今回のラウンジオープンにより、その計画が実現した形です。
SVの新ラウンジは約850平方メートルの広さを誇り、最大174名の利用が可能。
2階全体を占有しており、これ以上の拡張余地はないと見られます。
このラウンジは、SVのファーストクラスおよびビジネスクラス利用者、SVゴールド会員、スカイチーム・エリート会員向けに提供されるものです。
また、スカイチーム系のラウンジとして、同ターミナルを利用する他のスカイチーム加盟航空会社(KLMオランダ航空(KL)、エールフランス航空(AF)、中国東方航空(MU)など)でステータスを持つ乗客やビジネスクラス利用者もアクセス可能です。
ラウンジでは、サウジアラビアのおもてなしの心を表現する様々なラグジュアリー体験が提供されます。
伝統的なサウジアラビアのコーヒーやデーツ楽しめるほか、国際色豊かなビュッフェ形式の食事や、専用VIPルームでのアラカルト・ダイニング、パーソナルバトラーサービスも利用できます。
なお、SVはアルコールを提供しない「ドライエアライン」のため、酒類の提供は期待できません。
その代わり、特別な紅茶体験を用意。
ロンドン・ティー・エクスチェンジによる特別なティールームのほか、アーバン・アポセカリーのアメニティが備わった高級シャワールーム、礼拝室、静かな休憩スペースも完備。
仕事ができるエリアも用意されており、高速Wi-Fiや充電設備を整えて、滞在中の快適さと接続性を確保しています。
最近では、同じくサウジアラビアの新興航空会社「リヤド・エア(RX)」が注目を集めていますが、サウディアも新しいレトロ風の機体デザインやアメニティキットの導入など、顧客体験の向上に積極的に取り組んでいます。
今後導入される新機材には、全く新しい座席が搭載される予定です。
このラウンジは毎日午前7時から午後10時15分まで営業しており、SVの初便から最終便までをカバーしています。
まとめ
SVはファーストクラスも搭乗したことがありますが、ビジネスクラスで十分な印象。
お酒は出ませんが、LHR発でSV以外のフライトでも利用できそうなので、AF/KLあたりで一度利用してみようと思います。