意外と知られていないカンタス航空(QF)の事実5つ

世界で最も歴史があり、最も有名な航空会社のひとつであるカンタス航空(QF)には、魅力的な物語と目覚ましい業績で満たされた豊かな歴史があります。
QFのシンボルであるカンガルーのロゴと、その安全性とサービスに対する高い評判はよく知られていますが、オーストラリアのフラッグ・キャリアであるQFに関する5つの興味深い事実を紹介しようと思います。
自分は2回しか搭乗した事がありませんが、QFのファーストクラスはとても興味があります。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
7大陸すべてに就航している唯一の航空会社
ほとんどの大手航空会社と同様、QFはアフリカ、ヨーロッパ、アジア、北米、南米に就航しています。
ですが他の航空会社とは異なり、ユニークな路線を運航しています。
それは、
南極大陸
です。
季節によって、アデレード(ADL)、ブリスベン(BNE)、ホバート(HBA)、パース(PER)、シドニー(SYD)から、雪に覆われた南極大陸上空の遊覧飛行を運航しています。
このフライトでは、氷の上を4時間飛行し、乗客に南極の「一日」を垣間見せます。
以前はボーイング B747で運航されていましたが、現在はB787ドリームライナーに取って代わられています。
QANTASの名称は頭文字
QFは1920/11/16、ハドソン・フィッシュ、ポール・マクギネス、ファーガス・マクマスターによってクイーンズランド州ウィントンで設立されました。
航空会社はクイーンズランド州とノーザン・テリトリー州に就航していたため、
Queensland And Northern Territory Aerial Services
と名付けられました。
その長さから、名前を呼ばれる際に「QANTAS」と略されることもありましたが、やがて「カンタス(QANTAS)航空」が正式な名称となりました。
その後、QFはクイーンズランド州とノーザン・テリトリー州以外にも就航地を拡大し、国際的な航空業界において大きな存在となりました。
2023年9月現在、QFはオーストラリアで最も忙しい空港、シドニー空港(SYD)を拠点としています。
ボーイング B747初号機はタイプミスで納入が遅れる
QFは、パンアメリカン・ワールド航空(パンナム)がボーイング B747を導入した直後に、最初の機材を迎えるはずでした。
ですが、世界銀行がカンタス航空への資金提供の準備が整ったことを確認するためのメモに、
“now ready to finalise the finance”
ではなく、
“not ready to finalise the finance”
と誤って書かれていました。
それでも結局、QFはボーイング B747を49年間もの間運用しました。
2020年7月に退役するまで、QFは5種類のジャンボジェットを運航していました。
ビジネスクラスシートはQFが初めて導入?
1979年、QFは世界初のビジネスクラスシートを導入し、豪華な空の旅のパイオニアとなった、と同社のウェブサイトや2020年の機内安全ビデオで主張されています。
ですが、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、パンナム、エールフランス航空(AF)が1978年後半にこれらのビジネスクラスを導入し、QFに先行していたと主張する人もいるかもしれない。
とはいえ、QFは、少なくともこの画期的なサービス提供の先駆者の一人であり、プレミアム料金を支払うことを厭わない乗客のために快適さとサービスの世界を切り開き、航空業界に大きな変化をもたらしました。
それ以来、QFはビジネスクラスのサービスを進化させ続け、機内の快適さに高い基準を設けてきました。
超長距離フライトを運航
世界最長の直行便トップ10のうち、4便はQFが運航しています。
パース(PER) – ロンドン(LHR)線は世界で3番目に長い路線で、飛行距離は9,010マイル、飛行時間は17時間15分という驚異的な長さです。
これに続くのがメルボルン(MEL) – ダラス(DFW)線で、8,992マイルを約17時間35分で結びます。
QFはオークランド(AKL) – ニューヨーク(JFK)線とシドニー(SYD) – ダラス(DFW)線も運航しており、それぞれ8,828マイルと8,576マイルに及びます。
まとめ
QFに搭乗して南極大陸に行ってみたいですね。
ちなみに、QFの日本語における発音は「カンタス」ですが、英語では「クォンタス」となります。
決して、英語で「カンタス」と言わないようにしましょう。
発音してしまうと、いわゆる「C-word」が含まれた単語のようになってしまうので、人によっては怒り出すかもしれません。
自身の品位を保つためにも、どうぞお氣をつけください 🙂
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