SKYPEの代わりをどうするか

便利なツールの一つであるSkypeですが、Microsoftから2025年5月にサービスを終了するとの発表がありました。
自分は仕事でも未だにSkypeを使っていて、海外へ電話をするときに重宝していたので、影響を与えることになりそうです。
Skypeに変わるツールは何にしたら良いのか、少し考えてみました。
代替は何にするか
Skypeのアカウントに金額をチャージすることができなくなりました。
代わりに、通常の電話番号に発信するには、各国ごとの月額サブスクリプションを購入する必要があります。
この変更により、アメリカのフリーダイヤル「1-800番号」にかける以外の用途ではほぼ使い物にならなくなり、代替手段を探さざるを得なくなりました。
正直、かなり不便です。
Skypeが誕生した当初から使ってきましたが、アメリカの航空会社やIHGのダイヤモンドデスクへ電話をかける際によく使っていました。
現在もアメリカの大手航空会社に電話することは可能ですが(どこも1-800や1-888の番号を使っているため)、それ以外の番号にかける場合、Skypeクレジットがなくなると、その国や地域ごとのサブスクリプションを契約しない限り発信できなくなります。
20年近く続いたサービスがあと2ヶ月で終わることになります。
Microsoftの公式サイトでは、Skypeの通話サービスをMicrosoft Teamsに統合することが説明されています。
Teamsでは、Skypeで利用できた1対1の通話、グループ通話、メッセージ、ファイル共有といった基本機能に加え、会議の開催、カレンダー管理、コミュニティの構築と参加など、より高度な機能も無料で提供されます。
すでに数億人のユーザーがTeamsを活用しており、この2年間で消費された通話・会議の時間は4倍に増加しているとのことです。
Skypeの有料サービスの変更について
今後、Skypeの有料機能(Skypeクレジットや通話サブスクリプション)は新規ユーザー向けに提供されなくなります。
現在の有料ユーザーは、次回の更新期間終了まで利用できますが、2025年5月5日以降、SkypeのダイヤルパッドはSkype WebポータルとTeams内でのみ利用可能になります。
2011年にMicrosoftが85億ドルで買収して以来、Skypeは徐々にMicrosoft 365のシステムに統合されてきました。
自分もSkypeの050番号サービスを会社用の番号として契約していたので、今後は番号を変えて、かつ海外へかけられる/海外から日本へかけられる番号を契約し直し、ローミングサービスの利用を増やすことになりそうです。
特に、1-800番号に電話をかける必要があるため、代替手段を見つけることが必須になっています。
まとめ
Skypeは便利なツールでしたが、今ではその役割を終え、2025年5月2日には完全終了となります。
なお、「Skype番号」の移行はユーザー自身で行わなければならないようです。
新しいキャリアに自分で問い合わせる必要があります。
自分のような小規模ビジネスユーザーであれば、クラウドベースの通話コントロールソリューション「Microsoft Teams Phone」が利用可能とのこと。
マイクロソフトは「Teams Essentials」(年払いの場合、ユーザー当たり月額599円)の契約を推奨しているようですが、これ以上マイクロソフトに課金するのもちょっと。
どうなることやら。
また、メッセンジャーを使った対応を行う航空会社やホテルが増えてほしいですね。
お勧めの050番号契約先があったら教えてください 🙂