イベリア航空(IB)のAviosの方がブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のAviosよりもお得に利用できるケース
自分が普段、「Avios」と言って投稿をする場合、それはだいたい
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)
のAviosを指します。
Aviosは色々な航空会社が採用しているマイレージの単位ですが、BAのAviosを利用するのがお得なことが多いからです。
ただ、使い方によってはイベリア航空(IB)のAviosの方がお得に利用できるケースもあります。
その使い方・考え方をいくつか紹介したいと思います。
AviosハンターのPAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke)です。
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狙うのは、ヨーロッパ方面ビジネスクラス
BAでもIBでも、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のフライトを利用して日本からロンドンへ行く場合は必要Avios数は同じとなっています。
ただ、ロンドンからヨーロッパの他の都市へ行く場合、BAとIBで諸税の額が変わってきます。
例を挙げると、マドリード(MAD)からロンドンヒースロー(LHR)で乗り換えて成田(NRT)へ行く場合、片道ファーストクラスで必要なAvios数は114,750Aviosです。
この予約をBAで行った場合、諸税はJPY37,683です。
これに対して、IBを予約を行った場合の諸税は€245.39。
JPY33,000くらいなので、JPY4,000くらいの節約ができます。
ただし、ピークシーズンにおいては、IBよりもBAのAviosで予約をした方がお得です。
特に、BAフライトを利用してLHRで乗り継ぎをしてヨーロッパの別の都市へ行く場合にはその差が出てきます。
例えば、8月にイギリスのエディンバラ(EDI)へ行こうと思った場合。
BA, IBいずれの場合も予約が可能ですが、BAの必要Avios数はビジネスクラス往復で180,000Aviosです。
これに対してIBサイトで予約しようとした場合、必要Avios数は189,000Avios。
加えて、BAよりも高額の諸税を徴収されます。
こういうケースの時は、大人しくBAサイトで予約をしましょう。
オフピークを考えよう
BAとIBではそれぞれ「オフピーク」という日が設定されていて、その日を出発日として特典航空券を予約すると通常よりも少ないAvios数で予約をすることができます。
そしてそのオフピーク日ですが、だいぶ先まで決まっています。
こちらが、2018年のBAのオフピークカレンダー。
そしてこちらが、IBのオフピークカレンダーです。
基本的にはBAの方がIBよりもオフピークである日が多いですが、例えば2月の中旬や4月の上旬、12月のクリスマス明け数日はIBだけがオフシーズンとなっています。
こういった日に予約をしようとする場合は、BAではなくIBで予約をした方がよい、ということになります。
注意しなければいけないのは、オフピーク時の必要Avios数で予約する際にはフライトが全てIB便で構成されている必要があるということです。
IBは成田(NRT)へも就航していますが、空きのある日を見つけるのはなかなか難しいようです。
なので、例えば上海浦東(PVG)発だと、お得なフライトを結構見つけることができます。
例えば、オフピークシーズンにPVGからバルセロナ(BCN)へ行く場合。
BAのサイトで結果として表示される、全てBAのフライトだと大人(ADT)1人、子供(CHD)1人で175,500Avios + JPY64,960かかります。
これに対してIBの場合は、IBフライトを利用した結果が出てきて137,000Avios + €210.68(JPY28,130くらい)で済みます。
BAじゃないと搭乗したくない、といった特別な事情がない限り、同じ場所に行くならより少ないAvios/諸税で行けた方がお得ですよね!
イギリスにお得に行きたい!
通常、IBサイトでイギリス行きの特典航空券を検索したとしても、結果として出てくるのはBAフライトです。
なので、IBのオフシーズンだったとしてもお得に予約はできません。
そこで上で述べたことを応用して、お得にビジネスクラスを利用してイギリスへ行く方法を考えてみましょう。
まずは、NRT/PVGからマドリード(MAD)までのIBフライトをIBサイトでビジネスクラスを予約します。
片道59,500Avios + €81.63です。
後は、MADからあなたが行きたいイギリスの都市までのフライトを、BAの特典航空券で予約します。
近距離なので、無理をしてビジネスクラスの予約をしなくてもよいでしょう。
ちなみにマドリード(MAD)からIB直行便が就航しているイギリスの都市は、
・ロンドンヒースロー(LHR)
・マンチェスター(MAN)
・バーミンガム(BHX)
です。
これらの都市へは、オフピークならBAのAviosを利用してエコノミークラス片道7,500Aviosで予約ができます。
こうやって分けて予約をした特典航空券は、出発時にチェックインカウンターで、最終目的地までバゲージを運んでくれるよう(乗り継ぎ時にいちいち手荷物を受け取り、再度チェックインをせずに済むよう)リクエストをしましょう。
BA/IB以外の航空会社を利用してイギリスの各都市へ行く場合、例えばイージージェット(U2)を利用してエティンバラ(EDI)へ行くような場合は、入国審査を受けて一度手荷物を引き取らなければいけません。
BAだと空席表示がない場合はIBも覗いてみる
BAとIBは親会社が同じとはいえ、特典航空券の空席状況はそれぞれ異なります。
例えば2018年4月の、ある日のロンドンヒースロー(LHR)行き、ビジネスクラス往復の必要Avios数は141,000Avios + €564.43です。
同じ日付でBAのフライトを見てみると、JLのプレミアムエコノミークラスの空きはあるものの、ビジネスクラスは満席になっています。
もう一つ、2018年8月にスペインのイビザ島(IBZ)へ行こうと思った場合、16AUGに出発日を設定すると、BAだと空きなしで表示されます。
これに対してIBだと、空きがあります(ビジネスクラスだと往復で210,000Aviosかかりますが・・・)。
このように、日によってはIBだけ空きがあるようなケースもあるので、決まった日に出発したいけどBAでは空いていない場合、IBでの空き状況も見てみるとよいでしょう。
BAのアカウントにAviosがある場合は、BAからIBに移行すればすぐ使えますからね 😉
イベリア航空(IB)のAviosをブリティッシュ・エアウェイズ(BA)に移行する方法
まとめ
要約すると、IBを利用した方がよいケースは、日本を含むアジア発の場合
・IBのオフシーズンで、
・IBフライトを利用してヨーロッパの都市へ行く場合
となりそうです。
一つでもBAフライトが入っていた場合、オフピークシーズンの数字ではなくなるので注意が必要です。
また、BAではなくIBの方が強い南米路線なんかも、IBのAviosを利用してIBフライトを予約すると、お得となりますね。
特にIBのAviosは、スペインのグルーポンで安く購入することができるので、場合によっては購入したAviosをそのままIBのアカウントに置いておく選択肢もアリなのかなと思っています。
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