ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のAviosは、なぜ燃油サーチャージ・税金が高いのか

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のAviosは、なぜ燃油サーチャージ・税金が高いのか

少し前、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のビジネスクラス利用時の高い手数料、税金、サーチャージが、予告なしにさらに値上げされました。
 
なぜこのような高額な金額が発生するのか、また、実際にどのような料金を支払っているのか見てみましょう。
 
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。

手数料

この料金は、出発地と到着地の税関、入国管理局、空港管理局から請求される少額の手数料です。
 
例えば、税関検査など旅行者のために提供するサービスに対して航空会社に請求され、航空会社によって旅行者に転嫁されます。

税金

その国が徴収する税には、到着税や出発税などが含まれ、アメリカなんかは環境保護や空港整備など、旅行に関する幅広い連邦サービスのために、すべての到着旅客に課金しています。
 
また、航空旅客税(Air Passenger Duty APD)は、イギリスを出国する旅客に対して航空会社が支払うべきものです。
 
日本でも、出国税(TAXコード : JP)が徴収されるようになりましたね。
 
イギリスは世界で最もAPDが高い国であり、乗客のフライト時間が長いほど、またサービスのクラスが高いほど、APDの請求額も高くなります。
 
航空会社は旅行者一人一人にこの税金を支払わなければならないので、また乗客に転嫁されます。
 
このAPDは、イギリス国外から旅行を開始することで回避することができます。
 
また、ロンドンヒースロー空港(LHR)からの直行便よりも、ヨーロッパ本土からの乗継便の方が運賃全体が安くなる場合もあります。
 
これらの手数料や税金はAvios利用時でも支払わなければなりません。

燃油サーチャージ

手数料、税金、サーチャージの中で圧倒的に大きいのは「航空会社によって課される燃油サーチャージ(TAXコード : YQ)」で、かなりの額になります。
 
この料金は、その名の通り、航空会社(ブリティッシュ・エアウェイズ)が課す追加料金です。
 
これは完全に各航空会社の自由裁量で、100%航空会社に支払われるもので、空港や政府機関には一切渡りません。
 
では、この大きな謎の金額はどこから来るのでしょうか?
 
YQは、一般に燃油サーチャージとして知られています。
 
燃料は航空会社にとって大きな出費であり、世界の燃料価格は大きく変動することがあります。
 
航空会社は運賃を設定する際に自由に価格を変更することができますが、特典航空券の場合は、原油が1バレルあたりUSD20でもUSD100でも必要Avios数は変わらないため、同じような柔軟性は持っていません。
 
航空会社は何年も前に燃料費の高騰に対抗するために、この燃料サーチャージを導入し、工夫を凝らしてきました。
 
原油価格が上昇したとき、航空会社は予想外のコスト増を補うために燃油サーチャージを増額してきました。
 
ですが、その後原油価格が下がると、航空会社はそれに応じてサーチャージの値下げをしなくなりました。
 
原油価格が下がると、航空会社はサーチャージの引き下げをためらい、その結果彼らの懐に直接入ることになります。
 
2020年、世界の石油価格が急落し、世界がロックダウンし、何百万、何千万という人々が旅行をやめました。
 
旅行が減るということは、石油の需要が減るということであり、それに伴い価格も下落しました。
 
BAなどいくつかの航空会社は、残念ながら燃料費が減少しても、燃油サーチャージを引き下げませんでした。
 
最近また燃料の値段が上がっています。
 
もし、BAが燃料価格に合わせて燃油サーチャージを調整し続けていたら、この値上げも理解できるでしょう。
 
ですがBAは、長年にわたり、航空会社の中で最も高い燃油サーチャージを維持しており、現在ではかつてないほどの高さになっています。

コスト削減の方法

では、この高額な燃油サーチャージをどうやって避けるか、ですが、上述の通りイギリス国外から旅行を開始することで、税金にかかる費用を一部削減することができます。
 
燃油サーチャージを削減するには、同一または類似の路線の提携航空会社の利用を検討すると良いでしょう。
 
アメックスのメンバーシップ・リワードのような移行可能なポイントをお持ちの場合は、高い燃油サーチャージを請求しないプログラムに移行することもできます。
 
例えば、シンガポール航空(SQ)のクリスフライヤー・プログラムは、BAよりもはるかに低いサーチャージを設定しています。

まとめ

BAだけが燃油サーチャージを徴収しているわけではなく、競合するヴァージン・アトランティック航空(VS)も大西洋路線で同様の金額を徴収しています。
 
なぜでしょうか?
 
それは、航空会社にとってかなり簡単な収入だからです。
 
現金運賃の場合、旅行者は簡単に航空会社を選ぶことができますが、マイレージの利用となると、自分が持っているプログラムにのマイレージに限定されます。
 
世界的な燃料価格が下がっても、BAが燃料サーチャージを引き下げることはないでしょう。
 
BAのLHR発のフライトに搭乗する場合は、避けて通れない金額となります。
 
自分もLHRは好きなんですが、この高額な徴収を避けるためについついLHRは乗継としてのみ利用しています。
 
まぁ、乗継でもコンコルドルームが利用できればいいんですけどね 🙂

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