なぜホテルのベッドにはチョコレートが置いてあるのか
4つ星以上のホテルに宿泊したことがある方なら、部屋に入ると枕元(ベッド)にチョコレート(時にはミント)が置いてあったという経験があるかもしれませんね。
例えば、スイス・ジュネーブのMギャラリー。
スイスはチョコレートが有名だから、という訳ではないようです。
では、どうしてベッドにチョコレートが置かれるようになったのでしょうか?
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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チョコレートが置いてある由来
なぜホテルのベッドにチョコレートが置いてあるのか、ですが、その起源は1950年頃まで遡るようです。
『北北西に進路を取れ』、『泥棒成金』など、ハリウッド映画に出演していたイギリスの俳優・Cary Grant(ケーリー・グラント)がアメリカ・セントルイスのメイフェアホテル(現在はマリオットのマグノリアセントルイス)に滞在していた時のこと、彼はこのホテルを頻繁に訪れ、この時はペントハウスのスイートを予約していました。
当時の彼の妻はグラントより先にスイートルームに到着したようなのですが、グラントはそれよりも早く部屋に入っており、彼女のためにチョコレートを置いておいたそうです。
彼女はそれをリビングルームで発見し、寝室へ、ベッドを横切り、枕の上へと続いていました。
それは、「『ヘンゼルとグレーテル』のパンくずの跡」のようだと言われています。
ホテルの支配人がこのアイデアを氣に入り、メイフェアホテルの標準アメニティのひとつとして、到着時に枕元にチョコレートを置くようになった、というのが始まりのようです。
そして何百もの他のホテルがこのアイデアを拝借し、やがてターンダウン・サービスの際に「枕元にチョコレートを置く」ようになりました。
この伝統は、ホテルによってさまざまな形で受け継がれています。
今でもチョコレートを置くところもあれば、代わりにミントを置くところもあります(またはその両方)。
自分もチョコレートをくれるところでは、ワックス状の一般的なチョコレート味のものから素晴らしいものまで、様々な種類のものを経験してきました。
1970年代後半、ウォルト・ディズニー・ワールドでは、エンボス加工のチョコレートコインを枕元に置いていました。
まとめ
ベッドにチョコレートを置く、という習慣はそうやって始まったと言われています。
自分は、チョコレートはあまり食べずにそのままにしていますが、今度ベッドにあった時は、寝る前に食べようと思います。
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