ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)の搭乗はやめた方がいい理由
先日仕事でフランスを訪れた際、帰りは日本航空(JL)のフライトでパリ(CDG)から羽田(HND)へ戻りました。
ですが、本来であればルフトハンザ・ドイツ航空(LH)に乗って
マルセイユ(MRS)からミュンヘン(MUC)乗り換えで羽田(HND)
というルートで帰る予定でした。
特にMUC – HNDは、エアバスA350機材での運航が予定されていたので楽しみにしていたんですが・・・。
LHのフライトがキャンセルになってしまったんです。
しかも、これまでに体験したことのない方法で。
本来自分は、特定の航空会社のサービスに対して批判的なことを書くのは得意ではありません。
ですが今回、敢えてこのような記事を書くことを決めました。
なぜこんな記事を書くことになったのか、経緯をお伝えします。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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経緯
もともと予約していたのは往復の特典航空券だったのですが、
往路 :
羽田(HND) – フランクフルト(FRA)乗継 – ロンドン(LHR)
復路 :
マルセイユ(MRS) – ミュンヘン(MUC)乗継 – 羽田(HND)
というフライトでした。
異変が始まったのは行きのHNDでのチェックインから。
FRA – LHRのフライトがキャンセルされている
ということを、チェックイン時に知ったのです。
そこで急遽どうするか地上係員の方と考え、他の目的地なども考えましたが結局、翌日朝のエコノミークラスのフライトに搭乗してロンドンへ向かうことにしました。
ロンドンで1泊する予定だったのですが、ホテルはキャンセル。
アコーホテルズの修行をする予定だったのですが、FRAのトランジットホテルで1泊する羽目になりました。
ホテル代の補償も、ありません。
この時、フライトキャンセルのメールを探しましたが届いていませんでした。
自分の見落としかな、くらいに思っていて、これも旅の体験の一つかな、と思っていました。
ですが、フライトのキャンセルはまだ続きます。
日本へ帰ろうと思い、マルセイユの空港に着いたときのこと。
案内板に、MUC行きのフライトの表示がありません。
もしかして・・・と思い、アプリを確認したところ、フライト自体が消えていました。
HNDでチェックインした時(5日前)には、ちゃんと存在していた区間です。
チェックインカウンターにも、誰もいません。
予約時にちゃんとメールアドレスと電話番号は登録しておいたので、何か連絡が来ているかと思いましたが、今回もフライトキャンセルのメールは届いていません。
航空会社にも連絡しましたが、繋がらず。
さすがにこれは焦りました。
帰国後連絡をして、どうしてこうなってしまったのか確認しましたが、キャンセルになった日を聞いたところキャンセルが決まったのはなんと出発日の前日。
行きのフライトも、事前連絡なしにFRA – LHRのフライトがキャンセルとなっていたのでますますLHに不信感が募ります。
とはいえ、翌日までに帰国する必要があったので、急ぎ代替便を探しました。
特典航空券での予約では、到着が翌々日になってしまうためNG。
全てのアライアンス + EKマイレージで探しましたが、空きがありませんでした。
何とか見つかったのが、有償でのJLのフライト。
MRSからCDG乗継でHNDに翌日中に到着するフライトです。
翌々日に到着する往復のフライトであればまだ安いチケットがありましたが、翌日到着必須だったため高額な航空券を購入しなければいけませんでした。
翌日到着ができない危機を救ってくれたのは、JLさんでした 🙂
Business Class Review : 日本航空(JL) JL46 パリシャルル・ド・ゴール(CDG) – 羽田(HND)
LHに乗るのは危険
4区間のフライト予約のうち、実に3区間がフライトキャンセルとなってしまいました。
しかも、事前連絡なしで。
フライトキャンセルの連絡が無いことが腹立たしいのはもちろんですが、搭乗前日にキャンセルされ、しかも連絡もない、となると、とても怖くて乗ることができません。
特に、帰国後の予定が既に組まれていたような場合には予定が崩れてしまうなど、大きなリスクがあります。
もちろん、これがLHの全てだとは思いません。
そもそもこんな時期に敢えて出張をする自分にも、多少は非があるでしょう。
ですが、
・ギリギリになって慌てる
・予定変更を行わざるを得ない
・さらなる出費が嵩む
などのリスク回避という意味でも、LHには(今は)乗るべきではないと思います。
ヨーロッパ内を周った際に1度の遅延・キャンセルもなかったスカイチームのフライトとは対照的です。
スカイチームが優秀に思えてきました^^;
まとめ
改めて、今回の記事を書いた理由ですが、帰国後にLHにクレームを出したんですがその回答がなかなか酷い感じだったので、
今LHに搭乗すると嫌な思いをする可能性が高いですよ
ということを伝えたかったからです。
キャンセルでなぜメールで知らせてくれなかったのかについての回答を求めましたが、説明は一切なし。
今回の一件で、自分が肌感覚として勝手に持っている、機械的で面白みが無く冷淡、というドイツに対するネガティブなイメージが更に増幅されてしまいました。
実は、以前から「LHは急なキャンセルを平気で行い、それに対する補償もない」という悪い評判はヨーロッパ内でも有名だ、と妻が言っていました。
そんな妻が監修したLHへのクレーム文と以降のやりとり全文を、有料メールマガジンの中で公開しています。
どうしてもLHに搭乗する必要がある場合は、
・事前に、LHが連絡先を知っているか確認する
・LHとの連絡手段を確保しておく
・代替便のチェックをしておく
・直前までアプリをチェックする
など、自分と同じ轍を踏まないようにしてくださいね。
先日のブリティッシュ・エアウェイズ(BA)ファーストクラスミュンヘン(MUC)ダイバート然り、今回の出来事然り、自分はつくづくドイツに縁がないのだと思い知らされました^^;
きっと、自分はドイツに関わってはいけないんだと勝手に思っています。
触らぬ神に祟りなし、ということで、これからは極力LHフライト、ドイツの空港は利用しないようにしようと思いますが、一応、キャンセルとなったMRS – HNDのフライトは日付を変えた形で無料で変更できるんだよなぁ・・・。
A350は名残惜しいですが、例え有償だとしてもスターアライアンスの別ルートに変更しようかな。
COMMENTS & TRACKBACKS
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Great information , thanks for it.
Thank you for your comment, hope it will help you to travel without stress.
私もルフトハンザには苦い経験多数あり避けるようにしています。
コメントありがとうございます。
今までLHはあまり乗る機会がありませんでしたが、数少ない搭乗でこんなことになるとは・・・今後は更に乗る機会が減りますね^^;
旅慣れている方なら前日や当日にフライトステータスを各航空会社のwebやアプリで確認するのでは?
そうですね、それが自分の場合は当日チェックして、当日知りました。まさか、キャンセルのメールが来ないとは思っていなかったので・・・次への教訓ですね。
初めて投稿します。
いつも楽しく記事をよまさせていただいております。
メルマガやセミナーも興味があるのですが支払い方法や価格で二の足を踏んでおります…(笑
ルフトハンザの対応はかなりひどいですね。
すでにご検討されたのかもしれませんが、airhelpを利用して請求されてはどうでしょうか。
返ってくる金額に上限がある上、手数料もとられますので
かかった費用の一部にしかならないかもしれませんが試す価値はあるかと。
もしairhelpをご利用されたら、結果を記事にしていただけるとうれしいです。
コメントありがとうございます。
LHはちょっと、乗りたくないですね^^;
なるほど、airhelpですね。自分に条件が当てはまるかどうかわかりませんが、とりあえずやってみます。
そして、記事にします 🙂
アドバイスありがとうございます!
ハンブルグ→フランクフルトのLH便に乗るためハンブルグのラウンジで待機していたところフランクフルトが雷雨で終日空港閉鎖で欠航に。
翌日朝に電車でミュンヘンで朝から会議のため提供される交通手段では間に合わない事を告げたら、ハンブルグ→ミュンヘンの翌朝の航空券を提供され、近隣にあるコートヤードバイマリオットも併せて提供してもらいました。
帰りのミュンヘン便ではエコノミーの機内食が足りなくなりビジネス用を提供してもらっています。
私はLHに20回以上搭乗していますが記事の内容どころか良い対応をしてもらってます。
私はHUM-FRAの欠航時に翌朝MUCで会議があると言ったらチケットをHUM行きに変更してもらいました。Wクラスのチケットなので決して高くはないです。翌朝まで滞在するホテルもマリオット系でした。係員も人を見て対応するものです。
搭乗した当時、自分がイライラしている態度が見てとれた + LHにそんなに乗っていない、ということで、ぞんざいな態度になったのかもしれないです。
自分もまだまだ修行が足りません・・・ドイツ人に良い対応をしてもらえるよう、精進します。