インディゴ(6E)がヨーロッパ線に就航します

インドの大手格安航空会社IndiGo(6E)は、2025年7月より初のヨーロッパ路線を開設することを正式に発表しました。
運航開始となるのは、アムステルダム(AMS)およびマンチェスター(MAN)からムンバイ(BOM)への直行便です。
本当に大丈夫なのか
6Eは2025年3月にヨーロッパ就航の意向を表明していましたが、当初はインド側の就航地を明らかにしていませんでした。
今回の発表により、両路線がBOMを目的地とすることが決まりました。
運航スケジュールと機材ですが、
* MAN発BOM行は7/1に就航し、毎週火・木・土曜日の週3便で運航されます
* AMS発BOM行は7/2から、月・水・金曜日の週3便が設定されています
* 当初は、ノルウェーの航空会社Norse Atlantic Airways(N0)からリースしたボーイング787型機を使用し、年内には6E独自の長距離用機材の導入も予定されています。
6EのCEOは「観光、ビジネス、教育目的の渡航者に加え、外国人旅行者にIndiGoの広範なインド国内ネットワークを開放する機会にもなります。」と述べています。
6Eはこれまでインド国内線およびアジア圏の近距離国際線に強みを持っていましたが、近年は長距離国際線への進出を目指して体制を強化しています。
特に今回の欧州就航は、6#にとって新たなビジネスチャンスであり、将来的には他のヨーロッパ都市や北米路線への展開も視野に入れている可能性があります。
また、ムンバイはインド西部の商業・金融の中心地であり、ヨーロッパとの直行便はビジネス需要に加え、インド系ディアスポラの帰省や学生の渡航ニーズにも応えるものです。
このように6Eのヨーロッパ進出は、国際線ネットワークの拡大とともに、インドの成長市場と欧州を結ぶ新たな選択肢として注目されます。
まとめ
2025年5月現在では、6Eは自前の機材でのビジネスクラスがありません。
6Eのサイトを見ると、わずかに足元の広いリクライニングシートが大々的に広告されています。
ヨーロッパ線は流石にまともなビジネスクラスシートでないといけないということで他社からリースをしたんだと思いますが、自社の機材でビジネスクラスが導入されたとして本当に耐えうる運用・サービスができるのかちょっと疑問です。
日本航空(JL)やカタール航空(QR)とも提携をしているのでワンワールドにやや近い感じではありますが、ワンワールド加盟も含めてもう何段階もレベルアップが必要なのではないかと思っています。