タイ国際航空(TG)は、ファーストクラスを廃止し、大幅に進化させたビジネスクラスへ注力する最新の航空会社となります。
新たに導入される「ビジネス・プラス」スイートは、キャビン最前列(1列目)に配置され、最上位商品として提供されます。
TGファーストクラスの今
現在、TGでファーストクラスを備えているのはわずか3機のボーイング777のみで、これらも今後はビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3クラス構成に統一される大規模改修が予定されています。
新シートは機首から機尾まで全面的に導入されます。
この刷新計画により、A350、787、既存の777-300ERを含む全機材で、統一されたプロダクトが提供されることになります。
新しい「ロイヤルシルク・ビジネスクラス」スイートは、スライド式のプライバシードアや24インチの大型モニターを備えた最新仕様となる予定です。
さらに、Bluetoothオーディオ、ワイヤレス充電、USB-C電源といった現代的な設備の搭載も見込まれています。
また、TGはビジネス・プラス戦略を採用し、キャビン最前列には、より広い空間と大型スクリーン、同伴者とのダイニングが可能な特別仕様のスイートを設置します。
これは、アメリカン航空(AA)、ニュージーランド航空(NZ)、ヴァージン・アトランティック航空(VS)、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)などがすでに取り入れている手法と同様です。
これら4席の「ロイヤルシルク・デラックス」スイートには、通常のビジネスクラス運賃に上乗せ料金が設定されます。
一方で、プレミアムエコノミーもワイドボディ機の標準仕様となり、エコノミーより快適で、ビジネスクラスほど高額ではない選択肢として提供されます。
ただし、これは一部のA330に導入されているフルフラット仕様のプレミアムエコノミーとは異なり、VSのビジネスクラス座席を流用したものです。
この新しい長距離用ビジネスクラスは、A321neoに導入されているリージョナル向けフルフラット・ビジネスクラスと連携し、アジア域内ビジネス需要の取り込みを狙うTGの戦略を支える存在となります。
まとめ
これまでTGには、地域市場を十分に取り込めるビジネスクラス商品がありませんでした。
今後は、出発地から目的地まで一貫したプロダクトを提供できます。
短距離と長距離を乗り継ぐ場合でも、常にフルフラットの快適さを楽しめるようになります。
TGのファーストクラスに搭乗したのはおよそ4年前と7年前。
7年前にはスパなどがありましたが、4年前に搭乗した時はだいぶ貧相な感じになっていたので、この頃からファーストクラスの終わりは感じていました。
特典にしろ有償にしろ、無理してそこまで搭乗する程のファーストクラスではない印象なので、今回の決定は妥当なのかもしれません。
