3月 6, 2026
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カンタス航空(QF)マニラ(MNL)線で利用される新しい機材

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カンタス航空(QF)の最新型機エアバス A321XLRは、最大8,700kmを飛行することができます。
 
将来的には、この航続距離を最大限活かすために特別仕様のサブフリートを運用する計画で、フルフラットになるビジネスクラス座席や長距離フライト向けの機内設備を備える予定です。
 
しかし、現在QFが保有しているA321XLRは短距離路線向けの仕様です。
 
ビジネスクラスはリクライニングシートで、座席背面のエンターテインメント画面もなく、最初の3機ではエコノミークラス180人がトイレ2か所を共用する設計になっています(QFは最近、エコノミーに3つ目のトイレを備えたA321XLRの受領を開始しました)。
 
自分も最近、メルボルン(MEL)からシドニー(SYD)までA321XLRに搭乗しましたが、その程度の飛行時間ならこの機体で十分だと感じました。
 
ですが、2026年10月下旬からこの機体をブリスベン(BNE) – マニラ(MNL)路線に投入するという話を聞き、ちょっと驚いています。

現在はA330を使用

2026年3月現在、BNE – MNL路線にはA330-200が使用されています。
 
BNEからMNLまでの距離は約5,788kmで、飛行時間は約8時間です。
 
復路は、アジアからオーストラリアへのQF便の多くと同様に夜行便として運航されています。
 
2024年10月にこの路線を再開して以来、QFはフルフラットのビジネスクラス27席を備えたワイドボディ機A330-200を使用してきました。

A321XLRへ変更

ですがQFは10月から、この路線を国内線仕様の小型機A321XLRへ変更する予定です。
 
同時に運航頻度は週5便から毎日運航に増えます。
 
これはプラスですが、乗客が体験する機内サービスの大幅な質の低下を補えるとは思えません。

間違った商品を、同じ価格で

ビジネスクラスの品質が大きく下がるのだから、価格は下がるかというと、もちろんそんなことはありません。
 
現在A330で運航している場合、BNE – MNL往復のビジネスクラス最安値はAUD4,230です。
 
A321XLRに変更後も、支払う金額は同じ。
 
つまり、QFはより劣る商品に同じ価格を設定していることになります。
 
ちなみにフィリピン航空(PR)もこの路線でAirbus A321を使用していますが、こちらは長距離向け仕様で、ビジネスクラスはフルフラットシートになっています。
 
ナローボディ機で長距離を飛ぶこと自体は必ずしも問題ではありません。
 
欠点はありますが、航空会社が長距離向けに機内を適切に設計していれば十分対応できますが今回のケースはそうではありません。

将来は長距離仕様A321XLRも

QFが将来的に長距離仕様のA321XLRサブフリートを導入すれば、BNE – MNLはその最初の就航路線の一つになるでしょう。
 
また、これらの機材により、十分な需要がなく大型機では成立しない路線、例えばアデレード(ADL) – シンガポール(SIN)やキャンベラ(CBR) – SINなども将来的に開設できるようになるでしょう。

まとめ

もし自分がブリスベンからマニラへ行く必要があるなら、SYD経由でA330に乗るQF便を選ぶか、あるいは別の航空会社を利用すると思います。
 
フラットにならない深夜便のビジネスクラス程、割に合わないものはないので・・・。

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Air miles · Qantas

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