アラスカ航空(AS)の提携航空会社が減ります

アラスカ航空(AS)はここ数か月、ハワイアン航空(HA)との統合による新しいロイヤルティプログラムや、自社マイレージ制度「Atmos Rewards」の刷新を発表し、注目を集めてきました。
しかし残念ながら、2025/10/1をもってシンガポール航空(SQ)およびLATAM航空(LA)との特典航空券提携が終了することが明らかになりました。
どちらも人氣のあった提携先であるため、多くの利用者にとって大きな打撃といえます。
提携解消概要
SQに関しては、2025/10/1以降、ASのマイレージを使って特典航空券を予約することができなくなります。
すでに発券済みのものは有効ですが、新規予約は不可能となります。
加えて、マイレージ積算の条件も段階的に変更されます。
例えば、2025/8/31までに発券済みのチケットであれば、搭乗日がいつであっても従来通りマイレージ加算が可能です。
ですが、9/1以降に購入した航空券は2025年末までの搭乗分に限って加算対象となり、2026年以降のフライトについては、AS公式サイト経由での購入でなければポイントは付与されません。
これまではSQが限定的ながらもASに特典座席を供給していたため、他の提携先では入手できない座席が取れることもありました。
その利点が消えることは、多くの常連客にとって大きな痛手となります。
LAとの関係も同様で、2025/10/1以降、特典航空券の利用は不可能になります。
マイレージ加算についてはSQと似ていますが、若干条件が異なります。
2025/9/30までの発券であれば年内の搭乗分は加算されますが、2026年以降は加算対象外となり、発券日を証明したうえで申請しなければならなくなります。
すでに南米方面の特典航空券は競争率が高く選択肢も限られているため、LAとの提携終了は南米旅行を計画していた会員にとって特に大きな損失です。
まとめ
ASはこれまでLA路線で魅力的な必要マイレージ数を提示していたため、その価値が失われるのは残念といえます。
今回の提携終了は必ずしも予想外ではありません。
ASはワンワールドに所属し、SQはスターアライアンス、そしてLAはデルタ航空(DL)の影響下にあるからです。
それでも新生「Atmos Rewards」が始まった矢先に主要提携先を失うことは、利用者にとって大きな痛手であり、喜ばしいニュースとは言えません。
特にSQに搭乗したいと思っている方はお早めにどうぞ。
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