ANA(NH)の新しいビジネスクラスシート「The Room」をマイレージで片道予約できました
自分は普段、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の修行をしているのでスターアライアンスメンバーの飛行機に頻繁に乗ることはありません。
ですが、2019年に発表になった全日空(NH)の新しいビジネスクラスシート
The Room
は、一度乗ってみたいなぁと思っていました。
ですがここに来て、急遽The Roomに搭乗することができる予定となったのでその経緯をまとめてみました。
紆余曲折ありましたが結局The Room搭乗に落ち着きました 🙂
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
[toc]
The Roomまでの道のり
もともとヨーロッパへ行く予定があり、ヨーロッパからの帰りのフライトはヴァージン・アトランティック航空(VS)の修行を兼ねて結構前から
ロンドンヒースロー(LHR) – 上海浦東(PVG)
のフライトを予約していて、PVGから日本までは特典航空券でNHのフライトを予約していました。
事情が変わり始める
ですが2020年1月末から、中国発のウイルス問題で各社中国路線のフライトをキャンセルし始めて来たのでVSも危ないかなと思い、LHRから日本へ戻って来るためのフライトを特典航空券で探していたところ、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)の
ロンドンヒースロー(LHR) – フランクフルト(FRA)乗り換え – 羽田(HND)
というフライトが空いているのを見つけました。
LHのFRA – HND線・LH716便はボーイング B747機材。
B747が退役してしまう前に、LHビジネスクラスに一度乗ってみたいなと思ったのでまずはこのフライトを予約。
LHのB747に搭乗するのを楽しみにしていました。
更に事情が変わり・・・
当初の想定通りVSのフライトがキャンセルとなり、フライトの運賃は払い戻し。
よかったよかったと思いながら、ふと
LHファーストクラスの特典航空券座席は出発日が近くなると解放されることがある
ことを思い出したので、念の為チェックをしてみました。
すると、さすがにファーストクラスは空いていなかったものの、NHのビジネスクラスが空いてるではないですか。
そして、NHのLHR線・NH212便はThe Room設定のある路線。
ここから更にフライトの変更をして、The Roomを体験するか?
変更せずにLHのB747に搭乗するか?
悩み始めます。
LHかNHか
LHのフライト予約後、HND – ITMの間を修行で1往復しようと思っていたのですが、NH便に変更するとフライトスケジュールの関係で1往復ができなくなってしまいます。
改めて、LHに搭乗する場合とNHに登場する場合ののメリット/デメリットを考えてみました。
航空会社 | メリット | デメリット |
---|---|---|
LH | ・変更手数料がかからない ・B747のビジネスクラスに搭乗できる ・HND到着後、修行のフライトを予定通り行える |
・乗り継ぎフライトがあるため、ヨーロッパ滞在時間が短くなる ・座席自体は大したことない、という噂も・・・ |
NH | ・NH最新シートを体験できる ・直行便のため、ヨーロッパ滞在時間が長くなる |
・変更手数料がかかる ・HND到着後の修行ができなくなる |
という感じでしたが、どちらも決め手に欠けるまま、しばらく悩んでいました。
決め手は妻の一言
色々悩みながら、飛行機に全く興味のない妻にこんな質問をしてみます。
LHとNHどっちが好き?
元々のVSフライトがウイルスの影響でキャンセルとなり、代替案としてLHを予約したけど直行便で帰って来ることのできるNHも空いていて、どちらにしようか迷っている、という説明も加えたところ、妻からはこんな答えが。
妻 :
状況によっては今後、中国行だけでなく日本行のフライトもキャンセルになるかもしれない。
そんな時、日系航空会社であれば日本行のフライトは運航する可能性がより高いだろうから、より確実に日本に戻って来ることができると思うよ。
予定通りに帰ってこれなかったら、怒るからね。
(と英語で)
これを聞いて、決心がつきました。
変更手数料がかかったり、修行ができなくなったりするデメリットはありますが、それはより確実に日本に戻るための「保険料」と捉えることにします。
LHはまた別の機会に、ぜひファーストクラスで搭乗したいと思います。
早速予約変更の手続きを行い、修行フライトもキャンセルしました。
普段は自分がフライトをすることに関して文句しか言わない妻の思いがけない一言にとても納得し、あっさり決まりました。
自分が考えていなかった視点で意見をしてくれた妻に感謝ですね。
これによりヨーロッパに滞在できる時間も長くなり、滞在のホテルにもより長くいることができることになりました。
どのホテルに宿泊するかは・・・今後の記事をお楽しみに 😉
LHRのターミナル2にあるラウンジも、色々はしごできそうです 🙂
座席も指定しました
予約変更後、座席を変更しました。
出発日まであまり日がないため結構席が埋まっていましたが、前向きの席にしてみました。
まとめ
色々と状況が変わりましたが、最終的にはThe Roomに搭乗することで落ち着きました。
NHのビジネスクラス・ファーストクラスは、だいぶ先の日付か出発の直前だと空きがある印象です。
なので、あるNH人気路線に搭乗したい場合、とりあえず別の航空会社で座席を押さえておいて空きが出ていないかチェックし続けて、空きが出たらNHフライトに予約変更、という感じで乗る方法もありかと思います。
これは、NHマイレージだけでなくスターアライアンスメンバーのマイレージプログラムでNHフライトを予約する場合についても同じことが言えます。
ただ、空きが出ていないかチェックし続けるのは大変ですよね。
その手間を省く方法を、以前開催したセミナーの中でお伝えしています。
「特典航空券をより効率的に予約するためのツールの使い方」セミナーのご案内
自分は今回、LHR – HNDの片道路線を予約しました。
NHマイレージは利用していません。
NHマイレージでなくても、NHのフライトは予約できます。
The Roomの搭乗レビューは、またブログとYouTubeでさせてもらいますね 🙂
また、最近Twitterのつぶやきをするようになったのですが、
・PARは旅をしていない時(日本にいる時)何をしているのか
・PARは航空券、ホテルをどんな(マニアックな)考えで予約しているのか
・ふと思ったこと
を、思いついたベースで毎日つぶやいています。
今回のような、あるフライトを予約するまでの経過をライブ的に伝えたり、ブログの記事にする程ではない、短い文章を綴ることで自分の考え方を少しでもシェアしたいと思います。
また、家庭の事情により2020年の海外フライトは年6回まで、という制限があります。
既に6回のフライトの予約は済ませていて、そのうちの1回にこのThe Room体験が含まれるわけですが、
・なぜ年6回なのか
・残り5回の旅程について
についても少しずつつぶやいていきます。
ご興味がありましたらぜひTwitterアカウントをフォローしてくださいね 😉