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エミレーツ航空(EK)社内の「警察」

エミレーツ航空(EK)社内の「警察」

エミレーツ航空(EK)は、機内の豪華なバーやシャワー、広々としたファーストクラスのスイートルームなど、華やかな航空会社としてのイメージを大切に育ててきましたが、客室乗務員に対してもイメージを保つため色々なことをしているようです。
 
客室乗務員の体重管理も行っているとの噂。
 
ちょっとゴシップ的な感じですが、たまにはこんな話題も、と思ったので取り上げてみます。
 
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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EKの「警察」

元EKの客室乗務員は、会社が定期的に体重をチェックし、「重すぎる」と職を失う可能性があると語ったそうです。
 
そして、服のサイズを1つ増やすと「出勤管理プログラム」に組み込まれる従業員もいたそうです。
 
元社員は、航空会社の厳しいイメージポリシーに従わなければ、減給すると脅されたとも主張しています。
 
2021年に退職するまでの9年間、航空会社で働いていたカーラ・ベイソンさん(36歳)は、体重に関する警告を受ける同僚を見たことがあるとDaily Mail紙に語りました。
 
別の元客室乗務員は「体重警察」が空港で客室乗務員を止めることがあると主張しています。
 
警察官が「再検査」する前に、合計2週間の減量期間を与えられた職員もいたと語りました。
 
また、航空会社が制服の規則に厳しく、目に見えるタトゥーのある人は雇わないと指摘しています。
 
元人事部の社員は、体重管理プログラムによって食事と運動の計画が与えられ、進捗状況を評価するために人事部と面談することになっていると話しています。
 
「体重警察」と呼ばれるこの役員は、プログラムに参加する従業員の体重を日常的に監視し、航空会社の要求を満たさない場合は減給などのペナルティーを科すそうです。
 
EK客室乗務員の採用ガイドラインには、「健康なBMI(Body Mass Index)でこの困難な職務に適した身体である」ことも必要だと書かれているそうです。
 
また、女性はヒールを履き、「フルフェイスの化粧をすること」と記載されています。

まとめ

EKの体重規定については、一般的な情報はほとんどありません。
 
ドバイにおいては、UAE国民に無料の医療サービスを提供していないため、健康上の合併症を持つ客室乗務員の医療費を負担しているそうです。
 
健康な人を採用するのはわかります。
 
もし、健康に問題がある(あった)人を採用して、その人心臓発作を起こし、飛行機を別の目的地にダイバートさせなければならないとしたら、それにかかる費用はおよそ10万ドルと言われているので、そのリスク回避の意味もあるでしょう。
 
一方、EKはこれについて、
 
社内の方針や手続き、既存・過去の従業員の具体的な機密事項についてはコメントしない
 
としています。
 
また、
 
「客室乗務員の責任は重大であり、安全な結果を得るためには、幅広いトレーニングと最低水準の体力が必要」とも語っていますが、体力があることを「スリムであること」と同義に考えているのかもしれません。
 
シンガポール航空(SQ)も自社のイメージ維持のために、客室乗務員になかなか大変なルールを設けていると聞いたことがありますが、客室乗務員という仕事は本当に激務だと思います。
 
自分が搭乗した時はせめて、彼女ら/彼らの負担を少しでも減らせるよう、余計なことはしないようにしようと思います。
 
変な文句を言ったり、保安要員としての指示に従わなかったりするのは以ての外ですね。
 
しかしまぁ、世界には(日本も含め)様々な「警察」がいるもんです。
 
業務として行っているならまだしも、「皆のため」「マナー」と称して自主的に、違法でもなんでもないことを強制する人もいるのですから・・・。

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