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エティハド航空(EY)の特典航空券予約ルール変更(改悪)

エティハド航空(EY)の特典航空券予約ルール変更(改悪)

2024年2月、エティハド航空(EY)のマイレージプログラム「Etihad Guest(エティハド・ゲスト)」は、特典航空券に対する世界で最も厳しいキャンセルポリシーを導入しました。
 
これはプログラム全体の大幅な見直しの一環として発表されたものです。
 
そして2025年6月、特典航空券に関する変更・キャンセル手数料を再度更新しました。
 
今回の変更についてお伝えします。

特典航空券のキャンセル手数料(25~75%)

2025/6/19以降に発券された特典航空券には、新たなキャンセル・変更ポリシーが適用されています。
 
変更内容は以下の通りで、予約の種類とキャンセルのタイミングによって手数料が異なります。
 
* 出発21日以上前のキャンセル
* デラックス : 無料
* コンフォート/バリュー : マイレージの25%を手数料として徴収
 
* 出発8〜21日前のキャンセル
* デラックス : マイレージの25%
* コンフォート/バリュー : マイレージの50%
 
* 出発1〜7日前のキャンセル

* デラックス : マイレージの50%
* コンフォート/バリュー : マイレージの75%
 
* **出発24時間以内のキャンセル**
* デラックス : マイルの75%
* コンフォート/バリュー : キャンセル不可
 
このように、運賃タイプに応じて柔軟性が大きく異なります。
 
たとえばビジネスクラスの特典予約を検索すると、「コンフォート」と「デラックス」の選択肢が表示されることがあります。

特典航空券の変更手数料

変更についても、出発までの期間と運賃種別によって手数料が設定されています。
 
* 出発21日以上前の変更
* デラックス : 無料
* コンフォート/バリュー : AED100
 
* 出発8〜21日前の変更
* デラックス : AED100
* コンフォート/バリュー : AED200
 
* 出発1〜7日前の変更
* デラックス: AED400
* コンフォート/バリュー : 変更不可
 
* 出発24時間以内の変更
* 全種別で変更不可

EY特典を避けたくなる理由

このような厳格なルールは、EYマイレージを敬遠する理由となっています。
 
他の多くの航空会社のマイレージプログラムでは、近年、特典航空券のキャンセル手数料が無料または低額化され、柔軟性が大きく向上しています。
 
一方で、EYはその逆を行っており、特典航空券でも有償運賃と同様の変更・キャンセル規定を適用しています。
 
こうしたポリシーには一定の合理性があるものの、業界の一般的な流れとは逆行しており、競争力の観点からはマイナスです。
 
残念ながら、今回のアップデートでも過去の厳格な規定は緩和されておらず、最も柔軟性に欠ける特典ポリシーとなっています。

まとめ

EYファーストクラスに搭乗するならアメリカン航空(AA)またはEYのマイレージですが、EYは特に厳しい対応を取り続けています。
 
特典航空券にも柔軟性が求められる現代において、この方針が今後見直されることを期待したいところです。

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