ニュージーランドは国じゃない?!
PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
今日はある国の、信用問題に関わるお話をシェアします。
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ニュージーランド人がカザフスタンで入国拒否
あるニュージーランド人の女性が、中央アジアのカザフタンへ入国しようとした時、入国を拒否されました。
しかも、とても馬鹿げた理由で。
どんな拘束理由だったんでしょうか。
拒否された理由は・・・
拘束された理由がとても考えられないようなもので、入国管理の職員が
ニュージーランドはオーストラリアの州の一つだからオーストラリアのパスポートが必要
と考えていたから、いう理由。
この女性はよくアジア方面へ旅をしていたそうなのですが、旅慣れている彼女は予め、シンガポールのカザフスタン大使館で「ニュージーランドのパスポートで、空港でビザを取得できる」ということを確認していたそうです。
狭い尋問室へ連れて行かれ、なぜカザフスタンへ来たのか、何をするつもりなのか、なぜニュージーランドから直行便できたのか(ニュージーランドからカザフスタンへの直行便はありません。実際、彼女は中国経由でやって来ました)、など色々尋ねられたとのこと。
尋問室には世界地図が貼られていたのですが、運悪くニュージーランドが描かれていない地図だったため、「ここから来た」ということを言えなかったそうです。
アルマトイ空港(ALA)に1日半拘束され、その間には何も出されず、わずかにかわいそうに思った職員がお菓子とコップ1杯のソフトドリンクを与えただけ、という・・・。
結局、彼女のカザフスタンの友人の助けで新しいビザを用意してもらい、渡すべき人物に賄賂を渡して入国できたそうです・・・。
彼女は、「最初から賄賂を渡しておけばよかったのかもしれないが、ニュージーランドにはそんな文化はない」と至極もっともなコメントをしていたとのこと。
無事に入国できた彼女は、その後6ヶ月カザフスタンに滞在し、大自然や人々のふれあいを楽しんだそうです。
カザフスタンへ行くなら
ちなみに、カザフスタン共和国は、こんなところにあります。
旧ソ連の国で、あまり日本には馴染みがない国ですね。
カザフスタンへ行くには現状、アシアナ航空(OZ)でソウル仁川(ICN)乗り換えか、日本からICNまで行き、ICNからエア・アスタナ(KC)でのフライトで行くのが一番近いです。
ちょっと遠回りになりますが、エティハド航空(EY)もALAへ運航しています。
エア・アスタナ(KC)のマイレージプログラムは’Nomad Club’といい、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)などのMiles&More, OZとマイレージの提携を行なっています。
スターアライアンスよりですね。
カザフスタンへ行く人がするべきこと
何とも失礼なお話です。
しかも、一国の入国審査官ともあろう人が、賄賂欲しさに「ニュージーランドという国を知らない」などと言うなんて・・・。
また、カザフスタンにはまだまだ賄賂なんていう文化があるんですね・・・。
先日、日本とカザフスタンの間に直行便を飛ばしましょう、という取り決めがされたそうですが、日本は中国の一部だから中国のパスポートを持ってこい!と言って来たらどうしましょうか。
入国審査時にそんな失礼なことを言われたら賄賂は渡さず、
カザフスタンはロシアの一部だから、ビザを持ってきました。
と言って、予め用意しておいたロシアのビザを見せてやりましょう 😀
COMMENTS & TRACKBACKS
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最後の「カザフスタンはロシアの一部だから、ロシアのビザを持って来ました。」は、ナイスです。こういうユーモアが通じる国かどうかは分かりませんが。
コメントありがとうございます 🙂
ロシアはビザの取得が難しくなってしまいましたが、念のため両方のビザを持って行ってみましょうか 😀