大韓航空(KE)のマイレージプログラムが改悪(2020年11月以降順次)

大韓航空(KE)のマイレージプログラムのルールが、2020年11月以降順次変更となります。
航空業界において「変更」はほぼ「改悪」と同義ですが、今回KEはどのような「変更」を行うのでしょうか。
詳細を追ってみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
改悪概要
今回の「変更」内容ですが、
・航空券予約において、2020年11月からキャッシュ & マイルを試験的に導入
・マイレージの獲得数および利用の際の必要マイレージ数を、それぞれ航空券の金額 / 移動距離をベースにしたものへ2021年4月から変更
・2022年2月より、上級会員獲得・維持の条件を緩和
となっています。
詳細についてはまだ明らかになっていませんが、3つ目に関しては確かに、累計50万マイル分フライトをこなさないとスカイチームエリートプラスになれなかったので改善といえばそうかもしれませんが・・・2つ目は間違いなく、特典航空券予約に必要なマイレージ数の増加を招くものになるでしょう。
1つ目のマイル & キャッシュの支払いについても、1マイルあたりの価値を下げる形での利用となるでしょう。
マイル & キャッシュでお得な利用方法ができる航空会社は今まで、2つしか知りません。
KEはデルタ航空(DL)と提携を強化していますが、マイレージまでスカイペソ化しなくても良いのに・・・と思います。
(マイレージプログラムの名前も、「SKYPASS」と「SKYPESO」で2文字しか違いません)
改悪の詳細はこちらの公式ページをご覧下さい。
https://www.koreanair.com/content/koreanair-mobile/global/ja/notice/2019_12_SKYPASS.html
韓国語のみですが、変更後の必要マイレージ数についても記述があります。
http://micro.koreanair.com/mainevent/201912/newskypass/index.html
だいぶ酷いことになっています。
まとめ
KEマイレージはダイナースのポイント移行先にもなっていて、1年の間に全日空(NH)やユナイテッド航空(UA)に移行してしまった後、まだポイントが余っている場合の受け皿になり得るものだったのですが、これで移行はしづらくなりますね。
スカイチームメンバーの中でもまだマシな使い方ができる唯一と言っていいマイレージプログラムだったのですが・・・残念です。
KEユーザーにとってはもちろん、ダイナースのポイントを使ってから解約しようとしていた人にとっても大きな問題となりそうです。
恐らく、提携航空会社のマイレージでKEのフライトを利用する場合も、改悪後は必要マイレージ数が上がるでしょう。
幸い、改悪までには少し時間があるのでポイントの移行は今のうちにどうぞ!
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