ルーマニアとブルガリアがシェンゲン協定へ加盟します

クロアチアは2023/1/1から、シェンゲン協定へ参加しました。
2025/1/1から、ブルガリアとルーマニアがシェンゲン協定へ加盟します。
またヨーロッパ内の移動が楽になりますね。
少し掘り下げてみたいと想います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
シェンゲン協定とは
シェンゲン協定は1985年に署名された、ヨーロッパの27の国の領域のことです。
シェンゲン圏内では国境を越える際には検査を受けないことになっています。
国内線のような感覚で、飛行機に乗れる訳ですね。
シェンゲン協定加盟国以外の国の人は、最長6ヶ月間に90日間、シェンゲン加盟国内に滞在することができます。
国籍によって、ビザが必要な国もありますが、2023年1月現在、日本国籍の人はビザ無しで6ヶ月間に90日間滞在できます。
2024年12月現在、シェンゲン協定加盟国は29カ国で、この中にはEUに加盟していないアイスランド、リヒテンシュタインの4カ国が含まれています。
事実上、シェンゲン協定に加盟し、国境を開放しているのは、モナコ、バチカン、サンマリノの3カ国です。
また、スペインとフランスに囲まれたアンドラは、EUにもシェンゲン協定にも加盟していません。
まとめ
なお、キプロスはEUに加盟していますが、シェンゲン協定にはまだ加盟していません。
ルーマニアとブルガリアは、13年にわたるシェンゲン圏加入の道のりを経て、最終的にシェンゲン圏への参加が決定しました。
この決定は、オーストリアが以前行使していた拒否権を撤回したことが大きな要因となりました。
オーストリアは、移民問題に対する懸念からシェンゲン圏拡大に反対していましたが、両国が合意した「国境保護パッケージ」に基づき、最終的に反対を取り下げました。
ブルガリアとトルコの国境に共同で国境警備隊を配置し、6ヶ月間の暫定的な陸上国境管理を行うことが決められています。
4億人以上が自由に移動できるため、ルーマニアとブルガリアの加入は両国の経済的発展に大きな影響を与えると期待されています。
ルーマニアとブルガリアのシェンゲン圏加入は、両国にとって重要な成果であり、今後の経済的・社会的な発展に大きな影響を与えることが期待されています。
自分はルーマニアにもブルガリアにも行ったことがないので今度、シェンゲン協定加盟国内移動として訪れてみたいと思います。