子連れSFC修行2017#5(HND-KUL往復 × 2)
PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
SFC修行2017の中で熱い視線を浴びている、KUL発券をしてみました。
いわゆる、海外発券の「W」というやつです。
海外発券とは?について、記事でまとめているので興味のある方はこちらからどうぞ。
今回は、子連れなしです。
妻から「泊まり無しなら」、という条件付きで、一人で修行に行くお許しをもらいました。
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「W」の旅程
自分は日本に住んでいるので、クアラルンプール(KUL)発の往復を購入した場合にはTYO-KULの往復をもう1つ購入しなければいけません。
ここで、巷で噂になっている中国国際航空(CA)のビジネスクラスは、見送りました。
理由は、
CAのビジネスクラスを利用すると、必ず日を跨いでしまうので1. に抵触してしまうんですが、やっぱり大きな理由は2つ目ですかね。
値段の安さだけで、果たして乗っていいものなのかどうか・・・。
最後まで悩みましたが、結局NHのエコノミーにしました。
旅程は、こんな感じです。
羽田(HND) – クアラルンプール(KUL)の単純往復を2回する感じです。
まずはTYO – KULの予約。
日本のサイトで購入します。マイレージ積算率50%の、Sクラスが空いていました。
続いて、KUL – TYO。
NHのマレーシアサイトへ移動して、購入します。こちらも、マイレージ積算率50%のS/Wクラスの組み合わせが空いていました。
出発地 | 到着地 | 出発日 | 運賃 | 運賃種別(予約クラス) | 獲得PP | PP単価 |
---|---|---|---|---|---|---|
HND | KUL | 05MAR | JPY0 | S | 2,503 | JPY0 |
KUL | HND | 05MAR | MYR675.95 | S | 2,503 | JPY6.46 |
HND | KUL | 25MAR | MYR814.95 | W | 2,503 | JPY7.79 |
KUL | HND | 25MAR | JPY0 | S | 2,503 | JPY0 |
※1MYR = 24JPYで計算
SKYコインが使えるのは日本のサイトのみ
決済は、日本発のJPYでの支払い分についてはマイレージをSKYコインに交換し、そのSKYコインで支払いました。
運賃はJPY56,690ですが、ゼロです。
MYRでの支払い分についてはSKYコインは使えないので、クレジットカードで支払う必要があります。
PPですが、S/Wクラスはマイル積算率が50%で路線ボーナス50%を加えて、1セグメント2,503ポイント。
2,503 × 4 = 10,012
を、MYR1,491 = JPY約37,112
で獲得した計算になるので、PP単価は驚愕のJPY3.56。
もし日本発着分を支払ったとしても、
(JPY56,690 + JPY37,112) / 10,012 = JPY9.36
です。
HND-OKAの2往復をプレミアム旅割28で行うのと大体同じか(時期によっては)、ちょっと安いくらいですね。
日本発のTYO-KUL区間を、CAビジネスクラスのフライトにすればもっとPP単価は下げられると思いますが、そこはどうしてもお金には変えられない部分でして・・・^^;
日帰りができる運航スケジュール
今回のHND-KULの「W」、NH直行便を選択したのにはもう一つ理由があって、運航スケジュールがとても修行しやすいものになっています。
出発地 | 出発時間 | 到着地 | 到着時間 |
---|---|---|---|
HND | 00.05 | KUL | 6.45 |
KUL | 14.15 | HND | 22.05 |
空港には前日入りしなければいけませんが、仕事をしてその後空港に直行することもできます。
KULタッチ1回目
土曜日の夜、羽田空港(HND)に向かいました。
国際線の出発空港としてHNDを利用するのは、今回が初めてでした。
色々と新鮮な感じでした。
HNDにて
事前にステータスマッチをしておいたユナイテッド航空(UA)の上級ステータスのおかげで、今回も優先セキュリティレーンを利用できます。
行列に並ばなくて良い、というのは本当に素敵なことです。
早くSFCの修行から解脱して、本物の資格を獲得したいと思います 🙂
セキュリティレーン通過後は、いつもの通りNHのラウンジへ。
国内線のラウンジとは、全然別物でした。
羽田空港(HND)ANA国際線ラウンジのWifiスピードチェック
KULにて
ほとんどが日本人搭乗客の、日本人フライトアテンダントによるフライトを終え、クアラルンプール(KUL)到着。
入国審査を行う建物へ電車を使って行き、入国審査を行います。
結構な行列の割には審査官が少なかったので、早朝にも関わらず30分くらい待たされました。
入国後到着口に着いた時、なぜかヨーロッパの空港と同じ匂いがしました。
不思議な感じですね。
KUL到着後は、空港から出ることなく空港をふらふらしていましたが、空港入り口のドアが開いた瞬間に湿気混じりの緩い風が入ってきました。
機内は日本人ばかりで、フライトアテンダントも全て日本人だっため国内線のような感覚でしたが、ここは南国です。
入ったカフェでアイスコーヒーを頼んだものの、急に氷で下痢をするかもしれないという恐怖が襲ってきて、一口も手をつけられませんでした^^;
クアラルンプール空港(KUL) KLIAのWifiスピードチェック
NHのようなフルサービスキャリアはKLIAのメインターミナルにあるのですが、KULにはLCC専用のターミナル「KLIA2」というのもあります。
そこにも行ってみました。
電車に乗っていくのですが、MYR2(JPY50くらい)かかります。
色々なお店があるのですが、なんとなく薄暗い感じがしました。
帰りの出国審査ですが、これもスターアライアンスのゴールドメンバーだと優先審査レーンを利用することができます。
チェックイン時に、こんな紙をもらえます。
これを持っていると、ファーストクラス・ビジネスクラスに乗る人と航空会社の上級会員が利用できる優先出国手続き審査レーンを利用することができます。
これが、普通の出国手続きの行列。
そしてこれが、優先レーンの行列。
上級会員とは、こんなにも違うものなのか・・・。
これを見るだけでも、早く上級会員にならないと、と思いますね 🙂
初めての国際線B787
NHのKUL線は、新しい機材のボーイング787 Dreamlinerが使用されています。
自分は普段はあまり機材を機にする方ではないのですが、機内のトイレがとても広くてびっくりしました!
人が2人は入れるスペースです。
おむつ台もあるので、これなら子供のオムツを替える時も楽にできそうですね!
更に、ウォシュレットも付いていました。
これにもびっくり。
さすが、日本の航空会社だなぁと思いました。
更に更に、トイレには窓までついています。
特に男子は、空からの眺めを楽しみながら用を足すことができますね。
ウィングの先端の形が、従来のものとは異なってますね。
そんなこんなで無事帰国し、KULタッチ1回目のプレミアムポイント5,003ポイントを獲得しました。
KULタッチ2回目
2回目は、金曜の夜に出発です。
今回は、前回のKULタッチでできなかったこと、やり残したことを行う目的もあります。
週末の深夜のHNDは、とても混んでいます。
もう慣れた自動化ゲートを抜け、ANAラウンジへ。
前回の積み残しその1
やりたかったことの一つ目、ラウンジのとんこつラーメンを食べること^^;
この日はとてもお腹が空いていたので、「カレーラーメン定食」をサラダ付きでいただきました^^;
前回の積み残しその2
KULに到着し、コーヒーを飲みながらメールチェックやらなんやらをして、またしてもKLIA2へ。
LCC専用ターミナルの、出発ゲートを見てきました。
妻がお気に入りの、Nando’sもあります。
なんやかんやしていたらあっという間に搭乗時刻が迫ってきたので、NHの出発ゲートへ向かいます。
普通だったら、NH搭乗ゲートC2のあるサテライトへは電車を使って行きます。
でももう一つ、サテライトへ行く手段があるのをご存知ですか?
実は、電車プラットフォームのさらに奥に、サテライトへのシャトルバス乗り場へ行くエスカレーターがあるんです。
そうです。
今回のKULタッチでやりたかったもう一つのことは、
サテライトまでバスに乗って行く
というなんともマニアックなことだったんです^^;
バスに乗れば地上を走るので、その間に駐機している飛行機を間近に見ることができるのではないかと思いまして。
早速、エスカレーターを下りてみます。
誰もいません。
さらに階段を下りて、乗り場へ。
誰もいません。
やっぱり、電車があるのにバスに乗ろうとするマニアックな奴なんていないんでしょうか。
とりあえず、受付の人がいたので聞いてみました。
PAR : Can I ride on the bus?
スタッフ : Which gate do you want to go?
PAR : C2.
スタッフ : So you can use the train to get there.
もちろん、そんなことは知っています。
それでも敢えてバスに乗りたかったので、ちょっとお願いをしてみました。
PAR : Yes I know, but I would like to take the bus if possible.
スタッフ : If possible…?
この’If possible’に、スタッフの心がちょっと動いたようです。
ちょっとへり下った頼み方なのですが、この頼み方のおかげで「なんとかしてやろうかな」と思ったんでしょうか。
それでも、
スタッフ : Why do you want to take the bus?
そりゃそうです。
たった一人のためにバスを動かすなんて、そんなことしたくないに決まっています。
単なるワガママなんですが、ちょっと食い下がってみました。
もう一度、’If possible’を添えて。
PAR : Just curiosity. So if possible…
そしたら呆れながら、バスの運転手に連絡してくれました。
なんと、たった一人のワガママのためにバスを動かしてくれたんです!
ただのエコノミークラスの乗客なのに、バスを貸し切っちゃいました。
バスは地上を走るので、駐機している飛行機を間近で見ることができます。
搭乗予定のNHも、とまってました。
更に進んで行くと、日本では見ることができないサウジアラビアの航空会社・サウディア(SV)の機材が!
バスじゃないと、こんな間近で見ることはできません。
NHとのコラボ写真も撮ることができました。
運転士にもお礼を言って、サテライトへ入りました。
KULのサテライトへ行く際、敢えてバスで行ってみたいというマニアックな方、’If possible’は必須ですよ! 😀
2回目のKULタッチも終え、プレミアムポイントも加算されました。
ラウンジ巡り
合計2回のKULタッチで、合計5つのラウンジへ行きました。
中の様子は、別にまとめています。
羽田空港(HND)ANA国際線ラウンジのWifiスピードチェック
プラザプレミアムラウンジ・クアラルンプール(KUL)KILAのWifiスピードチェック
プラザプレミアムラウンジ・クアラルンプール(KUL)KILA2のWifiスピードチェック
クアラルンプール空港(KUL)シルバークリスラウンジのWifiスピードチェック
クアラルンプール空港(KUL)ロイヤルシルクラウンジのWifiスピードチェック
KULはマレーシア航空(MH)のラウンジが有名ですが、ワンワールドメンバーなので今回は使えず。
スターアライアンス系、プライオリティ・パスを利用してのラウンジ体験となりました。
自動化ゲートはとても便利!
今回の修行で、以前手続きをしておいたパスポートの自動化ゲートを利用することができました。
ほとんど待つことなく、ゲートを通過できました。
便利ですね。
まだ登録をされていない方は、登録してみてはいかがでしょうか。
これまでの運賃累計とPP単価
航空券総額 | 獲得PP合計 | 平均PP単価 |
---|---|---|
JPY96,212 | 21,125 | JPY4.55 |
SKYコインを使うと、だいぶPP単価を抑えられますね。