トンプソン・エアロ・シーティング(Thompson Aero Seating)は、タイ国際航空(TG)との新たなプログラムを発表しました。
　
これは、同社の新しいエアバスA321neo機材に向けたビジネスクラスシートの提供を目的としたものです。

新しいシート概要

このメーカーの「Vantage」シートは、完全フルフラットのビジネスクラス快適性を備えており、TGのネットワーク全体においてワイドボディ機材に匹敵するプレミアムな乗客体験を提供することを目指しています。
　
最新世代のVantageシートは、A321neoのキャビン向けに特別に最適化されており、TG仕様にフルカスタマイズされ、より快適でパーソナルスペースを重視した設計となっています。
　
新しいA321neo機材には、2-1-2配列で合計16席のライフラット式ビジネスクラスシートが搭載され、その中には、トンプソンの象徴的な「王様シート(Throne seat)」が交互の列に配置されます。これは、現在エアリンガス(EI)やエア・アスタナ(KC)でも導入されている構成です。
　
TGの戦略的ネットワーク拡大を支援するために、合計32機分の新ビジネスクラスキャビンが納入される予定で、最初の機材は2025年後半に納入される計画です。
　
1960年に設立されたTGは、スターアライアンスの創設メンバーの一つであり、現在は79機の保有機材で63都市へ運航しています。
　
今後は、エアバスからのA321neo新造機32機に加え、ボーイングからB787-9ドリームライナーを50機追加導入する計画もあります。
　　
A321neoはまず、タイ国内の主要都市間や近隣諸国への短距離路線での運航が予定されています。
　
続いて、航続距離を活かし、インドや中国の主要都市への中距離国際線にも投入される計画です。
　
燃費性能に優れたA321neoの導入により、運航コストの削減と環境負荷の軽減を図ります。
　
これまで運航が難しかった中距離路線への展開が可能となり、新たな市場への進出が期待されています。
　
最新のキャビン設備を備えたA321neoにより、乗客への快適なサービス提供が可能となります。

まとめ

王様シートは、乗ってみたいですね。
　
同じエアバス A321neoのビジネスクラスは、大韓航空(KE)で搭乗しました。

TGのような王様シートではありませんが、とても良かったです。
　
とりあえず、TGの方も乗ってみますか。