タイ国際航空(TG)とターキッシュエアラインズ(TK)が提携強化

スターアライアンス創立メンバーであるタイ国際航空(TG)は、2023年12月よりバンコク(BKK)とイスタンブール(IST)を結ぶデイリー便を就航します。
TGのIST便は、ターキッシュエアラインズ(TK)のBKK便を補完するもので、BKK便は引き続き1日複数便運航されることになります。
このタイミングでスターアライアンス同士の提携強化。
背景を探ってみました。
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両社の狙い
TGのIST線就航は、タイのフラッグ・キャリアであるTGとTKとの間で締結された合弁事業覚書の一環であり、相乗効果の最大化を目指すものだそうです。
この提携により、TGとTKは乗り継ぎや路線網の効率性を高めることができ、TGとTKが提供する広範なネットワークをフルに活用することで、ヨーロッパやアジア各地へ便利に旅行できるようになります。
TKは2023年8月現在、425機(旅客および貨物)の航空機を保有し、世界344都市に就航しています。
TGは、67機の航空機で19カ国57都市に就航しています。
イスタンブールは、ドバイやドーハと並んで世界で最も接続の良い空港として知られています。
一方、バンコクはオセアニアとヨーロッパを結ぶ架け橋として機能しているため、接続性は低いですが、アジアの中でも戦略的な位置にあります。
両都市は毎日3便のフライトでこれまで以上に結ばれることになります。
より便利にイスタンブールへ、また中東やヨーロッパの二次都市へ飛ぶことができます。
バンコクとイスタンブールを結ぶ便が増えることで、多くのヨーロッパ人が休暇でタイを訪れるため、ヨーロッパとバンコクがより近くなるでしょう。
逆に、TKが多く就航しているヨーロッパの二次都市に住むヨーロッパ人は、ISTの巨大なハブを経由してシームレスにタイの首都に飛ぶことができるようになります。
両航空会社が手を取り合うことで、人口8,500万人のトルコと7,100万人のタイ間の観光が促進されるでしょう。
TKのBKK線機材
TKは、BKK線をボーイング B777とエアバス A330機材で運航していますが、機材の変更はなさそうです。
いずれも古い機材で、ビジネスクラスでも座席配列が2-3-2の詰め込み機材です。
この機材は乗っても楽しくありません。
バースデーフライト2021(ソウル(ICN) – イスタンブール(IST) – パリ(CDG) ターキッシュエアラインズ(TK) TK91/TK1821)
Business Class Review : ターキッシュエアラインズ(TK) TK2313 イズミール(ADB) – イスタンブール(IST)
とはいえ、TKの機材は直前になってコロコロ変わるので信用できませんが・・・。
まとめ
世界には3つの大きなアライアンスがありますが、その中でも独自に提携を強化している航空会社が結構あります。
アライアンス内外問わず、独自に提携してくれるとマイレージでの予約の幅も広がるので良いのではないかと。
TK、久しく乗っていないのでA350狙いで久しぶりに搭乗してみましょうかね。
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