イギリスの入国審査時間を短縮できるRegistered Traveller制度とは
ロンドン・ヒースロー(LHR)に来る度に思うのが、入国審査の行列の長さ。
長距離フライトで疲れている後のあの行例は、考えただけでもぞっとします。
幸い自分は妻のおかげで、家族で帰省する際はUK Regidenceのレーンへ行くことができますが、これから1人で旅をする際はあの長い行列に並ばなければいけません。
何かの乗り継ぎで、行列のせいで次のフライトが間に合わなかった・・・なんてことがあったら、目も当てられません。
そんな悲劇を回避できるかもしれない、「Registered Traveller」という制度があるのをご存知でしたか?
この制度の申請条件などを紹介します。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
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Registered Traveller制度とは
まずそもそもRegistered Traveller制度とは何なのかですが、この制度に登録された旅行客はUK/EUのレーン、またはePassportのゲートを利用することができ、入国カードを記入しなくてもよくなる、というものです。
申請をできる条件ですが、
・18歳以上で、
・イギリスのビザを持っている、または過去24ヶ月間に4回以上イギリスを訪れている
というものです。
申請できる国籍も限られているんですが、日本のパスポートを持っている人も申請対象となっています。
この制度自体は最近始まった訳ではありませんが、意外と知られていないような気がします。
どうやって申請するのか
登録申請は、まずオンラインで行います。
https://www.faster-uk-entry.service.gov.uk/?hof-cookie-check
10営業日以内にOK/NGの返事が来ます。
登録料は初回が£70(1年有効)、更新は£50、パスポートの有効期限切れによる更新は£20となります。
NGだった場合には、登録料から手数料を差し引いた£50が戻って来ます。
OKが出た後初めてイギリスの入国審査を受ける場合は、”other passports”のレーンに行きます(入国カードも記入が必要です)。
その際に、入国審査官が次からUK/EUのレーンなどが使えるよう手続きをしてくれます。
どこで利用できるのか
登録がOKとなると、以下の空港/駅で利用できるようになります。
・ロンドンヒースロー(LHR)
・ロンドンガトウィック(LGW)
・ロンドンシティ(LCY)
・ロンドンルートン(LTN)
・ロンドンスタンステッド(STN)
・マンチェスター(MAN)
・イーストミッドランズ(EMA)
・エディンバラ(EDI)
・グラスゴー(GLA)
・バーミンガム(BHX)
・ブリュッセル/リール/パリのユーロスターの駅
実際に登録申請してみた
2017年 – 2019年にかけて4回イギリスへ行ったので、2019年の4回目の渡英終了後申請してみました。
上記ページから申請後、「10営業日以内に許可/不許可のメールを送ります」というメールが来たのでしばらく待っていると、
Registered Traveller: provisional acceptance
という件名のメールが届きました!
後は、今度イギリスへ行った時に手続きをしてもらうだけです 🙂
2019年2月、再度イギリスへ行った際に登録手続き完了です。
入国審査官による手続きが完了すると、こんなシールがもらえます。
カッコいいですね。
後日(自分の場合は翌営業日でした)メールでその旨が送られてきて、それ以降自動化ゲート利用できるようになります。
一度LHRで自動化ゲートを利用しましたが、めちゃくちゃ便利でびっくりしました!
もう、あの行列とはおさらばです 🙂
まとめ
あなたがもしイギリスに頻繁に行くのであれば、是非とも申請をしておきたい制度ですね!
日本の自動化ゲートや、香港のeChannelなど、入国/出国時の審査時間を短縮できる制度が色々とあります。
あなたがよく行かれる国にもそういった制度がないか、調べてみるといいかもしれませんね! 😉
【動画付き】香港の自動出入境ゲート「e-Channel(e道)」の登録をして入出国をスムーズにしよう
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