エールフランス航空(AF)/KLMオランダ航空(KL)のマイレージプログラム「Flying Blue」について
PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
エールフランス(AF)はたまにセールを行いますが、この時のブッキングクラスは「R」で提供される運賃が多いと思います。
ということで、Flying Blueについて、ちょっと深堀りしてみました。
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Flying Blue概要
Flying Blueはエールフランス航空(AF)とKLMオランダ航空(KL)が開発したマイレージプログラムですが、AF/KL以外の航空会社でも採用されています。
AF/KL以外のメンバーとしては、
があります。
有効期限は24ヶ月ですが、24か月の間にフライトでのマイレージの変動(利用・獲得)があれば、更に24ヶ月延長されます。
Rクラスで獲得できるマイル数は・・・
このブッキングクラス「R」は、マイレージ獲得率は25%です。
例えば、パリまでの往復をする場合、
( 6,030(TYO-PAR) + 6,030(PAR-TYO) ) × 25% = 3,015マイル
が、獲得できるマイル数となります。
・・・少ないですね^^;
ちなみに、この旅程でデルタ・スカイマイルを登録した場合でも25%。
AFは、スカイチームではないJL(ワンワールド)と昔から提携をしているのですが、JLのマイレージは0%。
つまり、ブッキングクラス「R」では、JLのマイレージを登録してもマイルを獲得できない、ということになります。
Flying Blueは超格差プログラム
このFlying Blue、知る人ぞ知る超格差プログラムで、エコノミークラスでは25%程度しかつかないのですが、ビジネスクラスなら125~175%, ファーストクラスに至っては300%のマイルがつくんです。
先程の例で、ファーストクラス(Pクラス)でPARへ行った場合、
( 6,030(TYO-PAR) + 6,030(PAR-TYO) ) × 300% = 36,180マイル(!)
お金持ちに優しく、庶民に厳しい封建時代のようなプログラムになっています^^;
あまり効率のよいマイレージプログラムとは言えない
例えば、マイレージを貯めて特典航空券に換えてヨーロッパへビジネスクラスで行く場合、AFだと200,000マイル必要なのですが、同じスカイチームのDLだと160,000マイルで行けます。
更に、スターアライアンスのNHで行く場合には、ローシーズンなら80,000で行けちゃうんです。
なかなか貯めにくく、貯めてもメリットが少ないマイレージということで、自分も貯めるのをやめてしまいました。
・・・デザインは好きなのに。KLが大好きなPARとしては、本来ならFlying Blueを貯めたいところです。残念です。
どうしてもお得に使いたい!という場合は・・・
Flying Blueの必要マイレージ数は基本的に高めに設定してあるのですが、その中でもまだ利用の検討を考えてもよい路線をいくつか紹介します。
また、AF便、KL便限定で、特典航空券の必要マイル数が最大半分になるキャンペーンが頻繁に行われています。
毎月1日に、対象路線が変わるようです。
詳しくはこちら。
https://www.flyingblue.com/promo-awards.html
こういった時を狙って、特典航空券を予約してもいいかもしれません。
意外なお宝フライトが見つかるかもしれません 🙂
まとめ
Flying Blueは、
遠距離のエコノミークラスに強いことがわかりました。
・・・見方を変えれば、ロングホールなのでこうでもしないと座席が埋まらないとも言えます^^;
ここがFlying Blueの作戦なのかどうなのかは不明ですが、とりあえずPAR的にはニューカレドニアのマイレージ数は心動かされました。
しばらく遠ざかっていたFlying Blueですが、期限は実質無期限(24ヶ月以内にマイレージの変動があれば24ヶ月延長)だし、購入もできるようなので、折を見て獲得再開に動いてみようかな。
COMMENTS & TRACKBACKS
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こんばんは。丁度、来年の6月にケンブリッジへ行くべくFlying BlueのKLMとAIRFRANCEを見ておりました。
とても興味深く拝読いたしました。
有難うございます。
コメントいただきありがとうございます 🙂
Flying Blueは、よほどのこだわりがない限りはなかなか使いこなすのが難しいマイレージプログラムだと思います^^;
違うスカイチームメンバーのマイレージか、Flying Blueを使いこなすか迷うところですが、ぜひご自分のライフスタイルに合わせた活用をご検討ください 😉