マリオットの予約管理システムをアマデウスが提供

マリオットの予約管理システムをアマデウスが提供

あるホテルの予約をオンラインで行うと、当然その予約データはそのホテルのシステム内に保存されます。
 
各ホテル・ホテルチェーンは予約管理システムを使って日々の予約を管理しているのですが、その予約管理システムが自前なのか外部委託なのかは各ホテルチェーンによって様々。
 
マリオットは自前の予約管理システムを利用していますが、2018年のスターウッド合併の際に色々と問題が発生し、それは今も続いているようです。
 
そんな状況に限界を感じたのでしょうか、マリオットはついに外部の予約管理システムを導入することにしたようです。
 
そのシステムを提供するのは、アマデウス(Amadeus)。
 
以前勤めていたところということでつい注目してしまいますが、使い勝手が良いものになることを願っています。
 
詳細を調べてみました。
 
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。

自前システムの限界

マリオットは2018年にスターウッドおよびリッツカールトンと予約システムを統合しましたが、色々と問題が発生しました。
 
特にポイントプログラムのシステムは酷かったようで、技術的には一番時代遅れだったマリオットのシステムに、スターウッドのシステムを入れ込むという移行方式を採用したために混乱が多発したようです。
 
その後もメンテナンスに膨大なコストがかかっていることは容易に想像がつきます。
 
そこでマリオットは、外部のパッケージシステムを導入することを決めたようです。

1Aの予約管理システム

そこでマリオットが採用したのは、航空会社の予約システムとしても数多くの実績を上げているAmadeus(1A)。
 
1Aはもともと、航空券だけではなくホテルやレンタカーの予約システム提供も行っていましたが、マリオットが採用したのは
 
Amadeus Central Reservations System (ACRS)
 
というシステム。
 
予約・空室管理や収益管理などを一元管理するシステムですが、他にも同様のシステムを提供している会社はいくつかあります。
 
例えば、ハイアットが採用しているオラクルの「OPERA」なんかもその例です。
 
マリオットが採用しようとしているシステムは、既にIHGが導入済みのものです。
 
2015年にIHGをこのシステムのローンチパートナーとして発表し、その後数年間で同様の企業や中堅企業を取り込み、コミュニティプラットフォームを構築することを目指していました。
 
IHGがシステム導入の第2段階に移行し、ホテルが料金やサービスをパッケージ化して販売できるシステムの試験運用を開始したのは、2019年の初めのことでした。
 
例えば、部屋を売るのではなく、ベッド、景色、朝食、ジムへのアクセス、廊下の端、無線LANなどの商品を構築し、それをパッケージ化して販売するのです。
 
顧客の属性に合わせて予約時にスパなどの付帯サービスを提示するなど、よりパーソナライズされた予約システムとなります。
 
IHGが先行して導入しているシステムを、マリオットが後追いの形でより良い形で導入することになるようです。
 
ですが、導入の時期についてはまだ明らかにされていません。
 
マリオットにとっては大規模なIT改革であり、すぐに導入できるものではなく、時間がかかるでしょう。

ライバル他社の動向

アコーは、2020年1月にAmadeusのライバルであるSabre(1S)との予約システムの開発契約を発表しましたが、世界的な騒ぎの発生によりプロジェクトは保留となりました。
 
そして2021年初め、アコーホテルズのCEOは、市場の変動を理由に、このプロジェクトに関してSabreとの「再契約」を行わなかったと述べていました。
 
そのため、しばらくアコーホテルズのシステムは現在のいけてないものが継続されることが決まりました^^;

まとめ

まだシステムの導入時期は明らかになっていませんが、既にIHGが導入しているシステムということで、今後はマリオットの予約がIHGっぽくなるかもしれません。
 
また、2018年の二の舞にならないことを願っています。
 
自分は現在、マリオットのステータスはヒラに近いゴールドですが、システム移行時にまた間違ってプラチナになっちゃったりするかな?!

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