デルタ航空(DL)のサイトで予約した大韓航空(KE)の特典航空券の座席を指定する

PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
妻のたっての希望で、韓国へ行くことになりました。
自分は一度韓国へ行ったことがあるのであまり乗り気ではなかったのですが、せっかくなので自分にとっても意味のある旅にしようと思い色々考えました。
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韓国への旅にどう意味を持たせるか
まず思いついたのは、
ということですが、航空券の価格と獲得できるプレミアムポイントをチェックしたところあまりにも効率が悪いので(PP単価JPY20超え^^;)、辞めました。
次に思いついたのが、
ということです。
マイレージを使用した特典航空券を獲得できそうなのが、
上記3つでした。
妻は韓国に2泊したい、ということだったので、土日を挟んだ3日間で、マイレージの消費が少なく、かつ特典航空券が予約できる日程を探したところ、
行き : 1. デルタ航空(DL)のマイレージを利用した大韓航空(KE)のフライト
帰り : 3. ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のマイレージを利用したJAL(JL)のフライト
という旅程となりました。
BAもDLも、近距離のフライトは(エコノミーもビジネスも)比較的少ないマイレージ数で済みます。
ということで、まずDLのサイトからKEの特典航空券を予約することにしました。
DLのサイトからは、KEの座席解放数は少ない
KEの東京(TYO)発ソウル(SEL)行きの特典航空券は、
エコノミー : 7,500マイル
ビジネス : 15,000マイル
で済みます。
なので、せっかくだからビジネスクラスで行こう(KEだけど)!と思い色々な日付と空港の組み合わせ(HND/NRT, GMP/ICN)で調べてみたのですが、どうやら
DLのサイトでは、KEのビジネスクラスの特典航空券解放座席数は「1」
のようです。
2席で検索すると「空席なし」のエラーとなりますが、
1席で検索すると「残席1」で出てきます。
個別に1席ずつ予約をすればもしかしたらOKなのかもしれませんが、予約ができなかった時のことを考えて、おとなしくエコノミークラスを予約。
エコノミークラスは、座席解放数は「2」のようです。
調べたところ、NRT – ICNの路線の方がより早く出発する便があったので、こちらを選択。
そのまま、エコノミークラスの予約を行いました。
DLは、幼児(INF)の予約はコールセンターに電話をして行わなければいけないのですが、ここもDLではなくKE(特典航空券を予約した航空会社)に別途電話をして息子の航空券を購入します。
ちなみに、DLのマイレージは使えず、自分はクレジットカードで支払いました。
※航空会社は、クレジットカード番号を直接口頭で伝えて決済することが多いです
運賃は、JPY4,700です。
KEのコールセンタースタッフの対応は、良かったですよ。
(DLよりも口調というか、話し方は穏やかでした)
DLのサイトでは、KEの特典予約航空券の座席指定はできない
予約完了後、座席が変な配列で指定されていたので座席を変更しようと思いましたが、DLのマイページからでは、KE(他社)の特典航空券で予約したフライトの座席変更をすることができません。
ボタンはあるのですが、クリックをするとエラーが表示されます。
座席指定ができないのか?
いえいえ、大丈夫です。
これから、座席指定を行う方法をお伝えします。
まずは、KEのマイレージプログラムに登録しよう
まず、KEのマイレージプログラム「SKYPASS」に登録する必要があります。
後で、SKYPASSのマイページにログイン後に座席を指定するためです。
KEのコールセンターに電話をする
KEのコールセンターに電話をして、DLで予約した特典航空券での、KE上の予約番号を確認します。
KEの記録を確認する時は、DLの6桁の英数字の予約番号ではなく、KEの8桁の数字の予約番号が必要となるためです。
DLの6桁の英数字の予約番号は、KEのシステムとは連携していないためこの番号を入力してもエラーとなります。
電話番号ですが、
0088-21-2001
06-6264-3311
どちらかに電話をかけて、自動音声に従い
0 -> 2
を押しましょう。
そうすると、オペレータにつながるので、
デルタ航空で取った特典航空券の記録を大韓航空のページで見たいので、予約番号を教えていただきたいのですが。
と言えば、8桁の数字を教えてくれます。
これが、KEの予約番号です。
旅行会社的ウラ話
通常は、航空会社の予約番号は
英数字6桁
です。
ところが、KEは
数字8桁
となっています。
これは、KEは以前TOPASという基幹システムを使用していましたが、アマデウスがTOPASを買収し2014年にシステム統合を行ないました。
それ以降、KEの対航空会社向けの予約番号は英数字6桁となりましたが、マイページで8桁の予約番号が必要なのは、内部のシステムはTOPASを使い続けていることに原因があると思います。
旅行会社システムコンサルタントのPAR的には、KEは一癖ある航空会社なのでシステム開発時は注意が必要だと思っています。
思いもよらないところで足元をすくわれたりします^^;
世界の航空会社の常識は、KEの非常識というか、何というか。
予約番号が数字8桁のものを未だに使用していることもそうですが、名字がアルファベット1文字の人(Iさんとか、実際いるんです)の予約が、KEだけ取れないとか。
そういう場合は、アルファベットを重ねて名前を登録しなければなりません。
例えば、I/TAROさんという人は、eチケットや予約記録上は「II/TARO」という表示になります。
なので、搭乗客としてKEを予約をする際も、いつもよりちょっと注意を払った方がいいと思います。
・・・ちょっとした旅行業界ウラ話でした。
マイページから、座席を変更する
KEのSKYPASSにログインし、画面右上にある「予約確認・変更」ボタンをクリックすると以下の画面が表示されると思うので、
右上の「予約記録 / 航空券を探す」をクリックしましょう。
入力欄全てに情報を入力して、検索ボタンをクリックします。
表示された予約詳細の右側、「座席選択」をクリックし、好みの座席を選択しましょう。
「選択完了」をクリックして、座席変更完了です。
なお、ミールのリクエストもこのマイページ内で行うことができます。
かかった費用とマイレージ単価
今回のNRT-ICNの片道エコノミークラス、25FEBの旅程ですが、マイレージを除いて支払った金額は、大人一人あたり
運賃 : JPY0(7,500マイル)
各種税金 : JPY2,710
でした。
同じ条件でKEのサイトで料金を検索してみると、
運賃はJPY45,600なので、
45,600 / 7,500 = 6.08
ということで、1マイルあたりの単価は
JPY6.08
ということになります。
マイレージの価値は通常、JPY2と言われているので、今回の旅でマイレージの価値を3倍以上に引き上げたことになります。
マイレージを効率よく使う、というのはこういうことをいいます。
旅程によっては、マイレージの価値をもっと上げることができますよ 🙂
COMMENTS & TRACKBACKS
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丁度いまデルタのマイルでKEを発券したばかりです。今回の情報を共有します。
1.デルタの特典航空券の検索はかなり弱い。AFで検索すれば遙かにたくさんの候補が出てくる。(私が実際に使っているのはKVS。)また,GMP/ICN/HND/NRTの区別も一貫してない(多分バグがある)。
2.座席指定はデルタでできた。指定後にKVSで見るとその座席が確かに取得済になっているので,大韓航空側にも反映していると思われる。KE側では未確認。
3.デルタのプラチナメダリオンだが,デルタのウェブで指定する際,座席指定の優遇は無し。最前列のみならず前方4列や非常口席も全く指定できなかった。(CXとは違う。CXは,BAのマイルで取ったCX特典航空券にCXのサイトでJALダイヤを紐付けると指定可能範囲が広がる。)
4.今回は,デルタのウェブでは出てこなかった経路(金浦→釜山→成田)だったので電話で発券した。デルタは,会員ランクに関係なく,電話発券手数料はかからない(一部地域発の旅程を除く)。そうだよね。こんなに検索が馬鹿なら。
https://goo.gl/WFUZur
おお~シェアありがとうございます 🙂
DLプラチナ以上だと、そのまま座席指定ができたりするんでしょうかね。
DLのサイトは、Webだと出てくる結果が確かにアレですね^^;
(DLマイレージに限りませんが)KEの座席解放数があまりにも少ないため、電話でも聞いてみたんですが、Cは1席、Yは2席で変わりませんでした。
スカイペソの貴重な使い道の一つである日韓線、もうちょっと充実させてほしいですね。
大韓航空のウェブで座席指定はできませんでした。予約は見ることができます。マイレージの欄「スカイパス番号」には既にデルタのものが入っていました。
手順としては,最初に,大韓航空にログインせずに検索しました。予約の座席指定ボタンを押すとエラー。曰く「搭乗者または購入者のIDでログインした後、[予約確認・変更]メニューから検索して進行することができます。 (ただし、スカイパス番号が入力されていない予約は[予約確認・変更]では検索できませんので、スカイパス番号を入力してから進行してください。) 」 次に,大韓航空にログインした上で予約を検索して試しましたが,同じエラーメッセージになります。中途半端な状態ですね。