ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) Aviosの更なる改悪

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、キャセイパシフィック航空(CX)と日本航空(JL)の短距離路線で必要なAviosポイント数を、この2年で2度目となる最大40%の値上げを予告なしに行いました。
どのくらい改悪となったのか、お伝えします。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
改悪概要
今回の改悪も、キャセイパシフィック航空(CX)と日本航空(JL)でAviosを利用する場合にのみ適用されます。
JLの650マイル未満の特典交換(JL国内線)は、2019年初頭の4,500Aviosから、2020年には6,000Avios、2021年には7,500Avios、そして現在は10,500Aviosに引き上げられました。
両航空会社の1,151~2,000マイルゾーンのビジネスクラス利用率が30%引き上げられたことで、シンガポール(SIN) – 香港(HKG)間のCXビジネスクラスが25,000Aviosから32,500Aviosに、東京(TYO) – 台北(TPE)のJLビジネスクラスが24,000Aviosから31,200Aviosにそれぞれ変更されました。
一方で、マレーシア航空(MH)、スリランカ航空(UL)、カンタス航空(QR)のフライトについては変更はありません。
今回改悪されたのは、移動距離3,000マイル未満のCXとJLのフライトです。
まったく予告されていない料金変更の詳細です。
Aviosの価値はまだあるのか?
CXとJLの短距離路線で、この数年で2度目となる予告なしのAvios改悪が行われたことで、東アジアの特典予約の魅力がさらに低下したことは間違いありません。
まだAviosポイントを利用してお得に搭乗できるいくつかの例を紹介します。
・マレーシア航空(MH)ビジネスクラス SIN – KUL 12,500Avios
(カタール航空(QR)SINラウンジへ入れます)
・カンタス航空(QF)エコノミークラス SIN/SYD – PER 13,000Avios
・カタール航空(QR)ビジネスクラス SIN – LHR 70,000Avios
エアリンガス(EI)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、イベリア航空(IB)、ブエリング航空(VY)のヨーロッパ内フライトもAvios利用がお得です。
まとめ
今回の改悪により、CXのフライトについてはアジアマイルで予約をした方がお得になりました。
JLについても、自社のマイレージで予約した方が良さそうです。
自社の特典航空券は、自社のマイレージで取る
という流れが、特にワンワールドにおいては顕著になって来ています。
差し当たっては、この流れに従おうかと。
とは言え、JL国内線を特典で予約することはほぼない(家族のフライトくらい)ので、自分にとって影響はなさそうです。
必要なAviosが貯まったら、なかなか空いていないBAファーストクラスの座席をこじ開けてもらって新しい機材のファーストクラスに搭乗しようと思っています 🙂
Aviosは、まだまだ利用価値のあるマイレージプログラムです。
CX/JLで利用しなければ、むしろとても使い勝手の良いマイレージプログラムです。
詳細は、Advanced Travellerサービスの中でお伝えしています。
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