アコーとパリ・サンジェルマン(PSG)のPVに出演させていただきました!

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)がロンドンヒースロー空港(LHR)での最低乗継時間(MCT)を延長

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)がロンドンヒースロー空港(LHR)での最低乗継時間(MCT)を延長

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、ロンドン・ヒースロー空港(LHR)ターミナル5での最低乗り継ぎ時間を1時間から75分に延長しました。
 
乗り継ぎ時間を長くすることで、空港で足止めを食らったり、遅延や欠航でフライトの再予約を余儀なくされたりする旅行者が減ることを期待しての措置です。
 
この延長が及ぼす影響について、少し考えてみます。
 
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。

最低乗継時間とは

最低乗継時間(Minimum Connection Time、MCT)は、特定の空港での最短の乗り継ぎ時間を指します。
 
これは、旅客が到着便から出発便にスムーズに移動できるように、航空会社や空港が設定した基準の時間です。
 
最低乗継時間は、異なる空港や航空会社、国によって異なります。
 
航空会社や空港は、最低乗継時間を設定する際にさまざまな要因を考慮します。
 
これには、出発ゲートから到着ゲートまでの距離、セキュリティチェックや税関の手続きにかかる時間、乗り継ぎの際に必要な設備やサービスの可用性などが含まれます。
 
旅客が最低乗継時間を守ることは、スケジュール通りに乗り継ぎができる確率を高め、遅延やミスを最小限に抑えるのに役立ちます。
 
このMCTを満たす乗り継ぎの航空券を購入したにもかかわらず乗り継ぎができなかった場合には、航空会社は代替のフライトを用意してくれます。
 
もちろんこれは、1つの予約に乗り継ぎ便がある時のもので、自分がよくやる別切り発券の航空券については適用されません。

LHRのMCT

LHRのターミナル3とターミナル5で乗継をする場合、ターミナル間のシャトルバスを利用するため、フライトとフライトの間に90分の猶予があります。
 
この変更はターミナル5同士のBA便の乗継が対象となっていますが、イベリア航空(IB)の一部の便にも影響が出る可能性があります。
 
乗り継ぎ便に間に合わせるために急ぐストレスが軽減されることは間違いないですが、乗り継ぎ時間のわずかな調整によって、路線によっては所要時間全体が大幅に増加する可能性があります。
 
この所要時間の増加は、BAが他のヨーロッパの航空会社や空港に対して競争上不利になるという意見もあります。
 
アムステルダム・スキポール空港(AMS)のMCTは50分、フランクフルト空港(FRA)のMCTは45分です。
 
一方、パリのシャルル・ド・ゴール空港(CDG)の乗り継ぎ時間は60分で、最も短いウィーン空港(VIE)のMCTはわずか25分です。
 
60分なら乗り継ぎOKだったフライトも、MCTが75分になることによってそもそも予約時に当該乗り継ぎの航空券が表示されなくなります。
 
販売においても、不利になるということですね。

まとめ

この15分の延長は、遅延やその他の障害により、乗客がターミナルで乗り継ぎ便に乗り遅れる可能性を減らすことを目的としています。
 
自分はいつも、LHRにはできるだけ長い時間滞在しようと思っているので、このMCTの増加は影響ありません。
 
コンコルドルームで、できるだけ多くの時間を過ごしたいからです 🙂

Push通知でブログ記事の更新情報を受け取るには、”Subscribe”ボタンをクリックしてください!

 

無料のメールマガジンも受付中です

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)