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Flying Blueがスカンジナヴィア航空(SK)のマイレージプログラム統合を検討

Flying Blueがスカンジナヴィア航空(SK)のマイレージプログラム統合を検討

2023年10月にエールフランス航空(AF) – KLM(KL)グループがスカンジナヴィア航空(SK)の19.9%を買収したことを先日お伝えしました。

その際、SKのスターアライアンス脱退とマイレージプログラムの「ユーロボーナス」の将来に注目が集まりました。
 
噂によると同プログラムは将来的に統合される可能性が高まっており、その時期は早ければ2024年になるそうです。
 
その噂を追ってみました。
 
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。

計画では

SKのユーロボーナスプログラムはSKの株式19.9%を購入する際の融資書類の担保として記載されています。
 
近年、数十億ドルの融資枠の基礎となっているマイレージ・プログラムの価値を考えれば、まああり得ることのようです。
 
融資条件の一部として、「SKは、AF-KLが発行済み株式の50%以上を確保した後、いつでもSKとFlying Blueのロイヤリティ・プログラムの合併を促進するものとする」と記載されています。
 
SKの会長は以前、ユーロボーナスの独立したプログラムとしての将来はまだ未定であると述べていましたが、ユーロボーナスのFlying Blueへの統合が目標であるようです。
 
ですが、その実現までにはまだいくつかの重要なハードルがあります。
 
合併が実現したとして、スターアライアンスからの脱退、通告期間の終了、スカイチームへの加盟、そして2つのマイレージプログラムの統合というプロセスがあります。
 
アライアンスの入れ替えが2024年に行われるという予測もありますが、まだ何も決まっていません。
 

AF-KLの大きな前進

SKがAF-KLグループとなれば、AF-KLはヨーロッパ第2位の航空会社グループとなります。
 
ライアンエアー(FR)の市場シェアが10%で首位、AF-KLが6.5%となっています。
 
SKを加えると、この数字は8.5%に跳ね上がり、ルフトハンザ・グループ(7%)やブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などのIAG(4.5%)などを抑えます。
 
AF-KLグループは北欧に拠点を持つことになり、旅客輸送量を増やし、大西洋横断の新たな機会を全面的に開くことになります。
 
これは、すでにイギリス市場で苦戦を強いられているスターアライアンスにとっては大きな損失であり、スカイチームのエリートにとっては、ヨーロッパ内外でより多くのフライトを利用できるようになり、またひとつ羽が生えることになります。

まとめ

SKがスカイチーム入りするのは大歓迎です。
 
マイレージプログラムもFlying Blueに統合されれば、今までSKで永久上級会員となっていた人もスカイチーム永久上級会員となれるでしょう。
 
Flying Blueはますます、使い勝手の高いマイレージプログラムになりそうですね。

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