かわいい子に旅をさせるには
日本には、「かわいい子には旅をさせよ」という諺があります。
同行者なしの子ども搭乗客のことを「Unaccompanied Minor」と言いますが、日本の旅行業界においては「アナカン」と言われたりします。
日本のほとんどの航空会社は、国内線においては6歳になった子どもを保護者なしで搭乗させることが可能です。
かわいい子に旅をさせる際の親の心構えを少し考えてみたいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
何歳になったら一人で飛行機に乗れるのか
子どもが6歳になると、多くの航空会社では、子どもを同伴者なしの未成年者として登録するための手数料を支払うことを認めています。
この料金には、航空会社による追加の監督、飛行機の乗り降りのサポート、乗り継ぎ時の付き添い、不規則な運航時のサポートなどが含まれます。
日本航空(JL)、ANA(NH)、スカイマーク(BC)、エアドゥ(HD)では、6歳から11歳までの子どものひとり旅をサポートするサービスが整っています。
ジェットスター(GK)、ピーチ(MM)のように12歳未満の同伴者なしの未成年者を受け入れていない航空会社もあります。
通常、親または保護者がチェックインカウンターで書類を作成し、搭乗券を入手し、ゲートパスを入手し、セキュリティチェックを通過するまで付き添い、飛行機が離陸するまで子供のゲートで待つことになります。
到着時には、指定された大人がほぼ同じ手続きを行い、子どもの飛行機が到着するゲートで待機します。
6歳で祖父母の家に一人で行けるようになる子どももいれば、16歳になっても一人で飛行機に乗れるようにならない子どももいます。
迂回路や遅延、機内で手に負えない乗客がいるなどの状況を考えておく必要があります。
あなたのお子さんは、あなたなしでそのような状況に対処できるでしょうか?
もしその答えが「絶対に無理」というのであれば、今は単独飛行をさせる年ではないのかもしれません。
旅程はシンプルに
子どもの旅行をできるだけシンプルでスムーズにするために、可能な限り直行便を予約したいものです。
乗り継ぎがあるたびに、何か問題が発生し、お子さんが養育者から離れる時間が長くなる可能性が高くなります。
午後や夕方以降になった場合、遅延や迂回、あるいは宿泊が必要になる可能性が高くなる予約変更などを考慮して、その日の早い時間に出発するフライトを購入すると良いでしょう。
決して自分のような別切り発券やぐちゃぐちゃルートの航空券を購入してはいけません。
座席を賢く選ぶ
客室乗務員に一番近い席を選びましょう。
個人的には、できるだけ飛行機の前方に近い席が好みですが、航空会社によっては最後列に座らせるよう求めるところもあります。
いずれにせよ、乗務員が座る場所の近くに座らせるようにしましょう。
子どもに連絡手段を与える
緊急時に連絡できる電話などを持たせておきましょう。
まだ電話を持っていない場合は、Wi-FiでFaceTimeができるiPadやApple Watchなどがいいかもしれません。
また、そのデバイスで子どもを追跡できるかどうかの確認もお忘れなく。
お子さんの緊急連絡先のリストを印刷したものを渡し、お子さんがあなたに直接連絡できない場合、必要であれば航空会社の従業員があなたや他の指定保護者に連絡を取るよう伝えましょう。
航空会社の従業員はベビーシッターではない
あなたが航空会社に料金を支払うことで、あなたの子どもがあなたなしでA地点からB地点まで移動できるようになりますが、あなたの子どものための常時ベビーシッターを提供するものではありません。
うまくいけば、客室乗務員や他の航空会社の従業員がお子さんから目を離さず、何か必要なものがないか定期的に確認してくれるでしょう。
ですが、どう考えても常時監督してくれるとは思えません。
もしお子さんが常に監視を必要とするのであれば、お子さんはまだあなたなしで飛行機に乗る準備ができていないのです。
早めに空港に行く
お子さんをアナカンとして飛行機に乗せるには、余分な時間と余計な書類が必要です。
チェックインカウンターで航空会社の職員と接する必要があるため、そのプロセスだけでなく、カウンターや保安検査場に行くまでに並ぶ可能性のある列の分も時間も多くかかることを考慮しておきましょう。
フライトの追跡
フライトが離陸するまでは出発ゲートにいる必要がありますが、そこからフライトアラートを設定して、航空会社のウェブサイトから直接、あるいはFlightradar24からもフライトを追跡しましょう。
飛行中も15分から30分おきにフライトの位置を手動で確認し、計画通りに進んでいることを確認できると安心です。
まとめ
我が家は長男があまり飛行機が好きではなく、次男が比較的好きなのですが、本人たちがイギリスの妻の実家へ行ってみたい、と言ったら送り出してやろうかとも思っています。
子どもの性格や状況はそれぞれ違います。
子どもたちが小さい時から飛行機に乗せていますが、旅行が大好きになってくれれば良いなと思っています。
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