シンガポール航空(SQ)の幼児特典航空券予約ガイド
幼児(INF)と搭乗するさい、有償・特典を問わず購入方法が異なる航空会社があります。
複雑な航空会社もありますが、シンガポール航空(SQ)も通常の購入方法とは異なるプロセスとなります。
自分の次男が2歳未満だった際、SQファーストクラス(1世代前のA380スイートクラスシート)に搭乗しましたが、その時も特典で予約しました。
そのプロセスを解説します。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
幼児用航空券の予約
前置きとして シンガポール航空(SQ)では、乳児の搭乗は生後7日以上と決められています。
生後48時間以上7日未満の新生児を飛行機に乗せるためのメディカルクリアランスがある場合は、シンガポール航空に連絡して予約を手伝ってもらう必要があります。
また、幼児用航空券にマイレージを利用するオプションはありません。
有償予約、特典予約にかかわらず、幼児用航空券は現金で支払う必要があります。
特典航空券はオンラインで幼児を追加することはできませんので、予約完了後、SQに電話をする必要があります。
一般的に、幼児用航空券を交換航空券に追加する場合、正規運賃の10%の手数料がかかると言われています。
正しくは、幼児運賃は、リクエスト時にそのキャビンクラスで利用可能な最も安い運賃の10%です。
計算が手作業で行われるため、受付の人が計算を間違える可能性があります。
電話をかける前に、ダミーの予約をして、あなたのフライトの幼児運賃がいくらになるかを確認しましょう。
そうすることで、いくらぐらいを想定しておけばいいのかがわかるので、オーバーな見積もりをされた場合は異議を申し立てることができます。
その後、食事の選択と座席の選択をサポートしてくれます。
幼児運賃はクリスフライヤーのマイルやステータスマイレージを獲得する対象にはなりません。
払い戻しはできるのか
幼児運賃の払い戻しは、航空券が発券された運賃タイプの規定に従います。
つまり、エコノミー・ライトで発券された幼児運賃は払い戻しができませんが、エコノミー・スタンダードで発券された幼児運賃は払い戻しが可能です。
大人の航空券の払い戻し手数料は、幼児の航空券にも適用されます。
例えば、エコノミー・スタンダードの航空券に乳幼児を追加して予約し、後日フライトをキャンセルした場合、キャンセル料には私の航空券と幼児の航空券の両方が含まれます。
バシネット席が残っていない場合
幼児と一緒に旅行する場合、おそらくバシネットシートが必要となるでしょう。
ただし、これらの座席は先着順で割り当てられるため、保証されるものではありません。
バシネットの位置がすべて埋まっている場合、幼児は膝の上に座らせ、幼児用シートベルトを着用する必要があります。
シートベルトのサインが点灯したら、乳児はバシネットから降ろされ、幼児用シートベルトを締めて膝の上に座らなければいけません。
特にすぐに目を覚まし、また眠りにつくまでに時間がかかるような赤ちゃんの場合にはなかなか大変です。
SQのバシネットのサイズは768mm×298mm×158mm(高さ)で、最大14kgまで対応しています。
我が家の子どもたちは2人ともそうでしたが、バシネットでは結局眠らず、ほとんど利用しませんでした。
旅行中に幼児が小児になったら
幼児として出発し、子供として帰国したらどうなるでしょうか?
SQの場合は、往路は幼児用航空券、復路は小児用航空券を予約することになります。
幼児用航空券と異なり、小児用航空券は全席を使用することができます。
また、小児航空券はクリスフライヤーのマイル積算の対象となります。
このルールは航空会社によって異なります。
復路が小児なら小児の運賃を払うべし、という航空会社や、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のように、往復共に幼児運賃でさらに、復路は座席を用意してくれるような寛大な航空会社もあります。
まとめ
特典航空券を予約する場合は、電話で問い合わせる必要があります。
航空券の予約が完了したら、赤ちゃん用の機内食の選択とバシネット席の選択を忘れずに。
子連れ修行をするなら、2歳の誕生日を迎える前にやっておきましょう!
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