ニキ・ラウダがニキ航空を「買い戻し」
先日、エア・ベルリン傘下だったニキ航空を、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)やイベリア航空(IB)の親会社であるIAGが買収することになったとお伝えしましたが、
IAGグループがニキ航空を買収、ブエリング航空(VY)子会社に
事態が急転して新たな買取者が現れました。
その名は、ニキ・ラウダ。
そうです、ニキ航空の創設者です。
自分で売却した航空会社を、また買い戻すことになりました。
どうしてなんでしょうか?
理由を探ってみたいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
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ニキ・ラウダについて
ニキ・ラウダはオーストリアの元F1レーサーで、度重なる事故にも負けることなく幾度も復活をしてきたすごいレーサーです。
このニキ・ラウダが創立したのがニキ航空なんですが、エア・ベルリンに売却をして自身はエア・ベルリンの取締役となっていました。
ニキ・ラウダの詳細については、Wikipediaのページをご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ニキ・ラウダ
なぜ買い戻しとなったのか
エア・ベルリンが倒産した際、もともとニキ・ラウダ(がオーナーの会社)も買収に名乗りをあげていたんですが、途中でIAGに買収の権利を譲っていたようです。
ただ、ドイツの裁判所が「買収に関する落札の管轄はドイツではなくてオーストラリアでなければならない」と判断し、当初ドイツで手続きをしていたIAGではなくオーストリアの会社であるニキ・ラウダの会社の落札が有効となり、めでたく(?)ニキ・ラウダの元にニキ航空が戻ってきたようです。
ニキ・ラウダ曰く、
私の心と魂は常にニキ航空にあることは疑いの余地もない
とのことで、本人はいつか買い戻しをしたかったようです。
そして、IAG買収を諦めざるを得なくなりました。
既に15機を確保していて、2018年3月には運航を再開予定とのこと。
さらに今後は、トーマス・クック航空(MT)と提携をするのではないかとの噂です。
まとめ
個人的には、IAG傘下となって就航路線の拡大を図って欲しかったなぁと思っています。
そして、ニキ航空に搭乗してAviosを獲得できればなぁと思っていたので、残念ですね。
ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)グループの差し金でニキ・ラウダが買い戻したのかどうかはわかりませんが、今後もニキ航空の動きに注目したいと思います。
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