「修行僧の朝は早い」方が良い5つの理由
よくTwitterなどで、
#修行僧の朝は早い
というハッシュタグを見かけます。
航空券代金が安かったり、1日により多くのフライトに搭乗できる、という理由がありますが、それ以外にも早朝フライトが良い理由があります。
その理由とは。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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1. 乱氣流が少ない
NASAによると、乱氣流を引き起こす雷雨は昼過ぎに発生しやすいというデータがあるようです。
雷雨は、湿氣と暖かい空氣の組み合わせが大氣中を上昇し、凝縮したときに形成されるそうです。
ゲリラ雷雨とかで雷を受け、機材に異変が生じて遅延が発生した・・・という確率も朝なら低いでしょう。
2. 遅延の可能性が低い
遅延が発生すると、連鎖反応を引き起こし、丸一日を通して遅延が続く可能性があります。
特にグランドハンドリングスタッフが不足している環境では、朝の1回の遅れが、ドミノ倒し的に混乱を引き起こしやすいのです。
遅い時間のフライトは、天候やメンテナンス、ゲートの出入りの遅れなどで遅れる可能性が高く、フライトスケジュールの1日全体が押し下げられることになります。
特に、待機機の少ない小規模な航空会社では、夕方のフライトが遅れる可能性は常に高くなります。
自分が結構利用しているIBEXエアラインズ(FW)に遅延が多いのは、こう言った理由があるようです(特に福岡(FUK)線)。
朝のフライトの95%は定刻に出発するそうです。
3. 航空券が安い
午前9時前に出発するフライトは、他の時間帯よりも平均して安い傾向にあります。
これは、日本国内線でも国際線でも同じです。
ヨーロッパ内の旅行に関しては、日中の価格が最も高くなる傾向があり、午前9時頃以降に上昇し、午後5時頃以降に再び下落します。
4. 客室乗務員が疲れていない
その日の最初のフライトは、客室乗務員の方がしっかり眠ってフレッシュな状態であり、1日に何百人もの旅行者の氣まぐれに付き合うハードな仕事で精神的な負担がない状態です。
自分もそうですが、朝イチが一番仕事が捗るような氣がしています。
5. 機内がより清潔
当たり前のように聞こえるかもしれないですが、その日の最初のフライトに乗ることで、より清潔な飛行機に可能性が高くなります。
もちろん、飛行機はフライトごとに清掃され、徹底的に消毒されますが、食べ残しが網の目をくぐり抜けてしまうことがあります。
次の搭乗時間まで清掃時間が30分程しかない場合、どうしても見落としなどは出てくるでしょう。
機内に忘れ物がないかの確認、機内の清掃や消毒も含まれます。
さらに、すべての座席の後ろのポケットに安全カードが入っていることを確認するだけでなく、座席の下にあるライフジャケットを誰も取り出していないことも確認しなければなりません。
その日の最終日に行う清掃は時間的に余裕があるので、より丁寧に行われ、翌日より清潔な状態で利用ができるという訳ですね。
朝が早いデメリット
一方、朝が早いデメリットとして、
・ラウンジをゆっくり利用できない
・前泊をしている場合、朝食をいただくことができない
という、結構重要なデメリットがあります。
効率のよい修行を目指すか、快適な上級会員ライフを満喫するか。
難しいところではありますが、自分は結構後者を選択してしまいます。
せっかく上級会員になった訳ですから、その特典は享受したいです。
特に、ホテルの朝食においてクロワッサンのレビューをしなければいけない訳ですから・・・。
まとめ
早起きするために目覚ましをセットしなければならないという不便さはありますが、早めのフライトは様々な面でメリットがあります。
天候による混乱や遅延の可能性が少なくなり、お金の節約にもなりますし、一日の仕事で疲れていない明るいスタッフと一緒に旅全体をより快適にすることができます。
早朝チェックインが可能であれば、遅い時間帯のフライトよりも早い時間帯のフライトを検討されることをお勧めします。
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