台湾に導入されたオンライン入国カード

台湾は、「デジタル入国カード」制度を導入する国々の仲間入りをします。
これにより、従来、到着前の機内で配布されていた紙の入国カードは廃止されます。
この動きは、タイ、マレーシア、インドネシア、そしてここシンガポールなど、他のアジア諸国でも見られる流れに沿ったものです。
この新システム「台湾入国カード(Taiwan Arrival Card/TWAC)」はすでに試験運用されており、現在でも旅行者の約70%が自主的に利用していましたが、2025/10/1からはすべての入国者に義務化されました。
台湾デジタル入国カードとは
TWACは、入国審査に必要な基本的な旅行者情報(個人情報、旅行日程、台湾での宿泊先など)をオンラインで収集するためのフォームです。
従来の紙カードと同じ情報をデジタル形式で入力するだけで、手続きの効率化が図られています。
このTWACは無料で利用できます。
手数料を請求する偽サイトには注意しましょう。
記入時間は3〜5分程度です。
提出後、確認メールと電子書類(バーコード付き)が送られてきますが、入国審査でバーコードを提示する必要はありません。
係官はパスポートをスキャンすることで情報を照会できます。
対応言語
TWACは英語での入力が可能で、案内文は中国語、日本語、韓国語、インドネシア語、ベトナム語、タイ語などでも提供されています。
TWACの提出が必要な人
以下に該当する人は、これまで紙の入国カードを記入していたのと同様に、TWACの提出が必要です。
* ビザ免除で入国する外国人
* 観光または商用の短期ビザで入国する人
* 香港・マカオ居住者(複数回入境許可証を所持)
* 中国本土からの観光客(複数回観光許可証を所持)
* 台湾籍で戸籍登録がない人
免除対象は以下の通りです。
台湾居住証(ARC)や居留ビザ保持者、外交官パスポート所持者など、長期滞在資格を有する人。
また、乗り継ぎのみで入国審査を通過しない乗客も対象外です。
申請方法
公式ポータルサイト([https://twac.immigration.gov.tw)からオンラインで申請します。](https://twac.immigration.gov.tw)からオンラインで申請します。)
スマートフォンとPCの両方に対応しており、PC版では最大16名分をまとめて申請できます。
手順概要 :
1. アクセス : ポータルサイトで「Submit Arrival Card(入国カード提出)」をクリックし、案内を確認後「Start」を選択。
2. メール認証 : メールアドレスを入力し、認証コードを取得(10分間有効)。入力して認証。
3. 旅行者情報を入力
* パスポート番号、国籍、ビザ種別、職業、メールアドレスなど
* 任意でパスポート写真をアップロードすると自動入力が可能
* スマートフォンでは最大10人まで、PCではExcelで16人まで登録可
4. 旅行情報を入力
* 便名、出発予定日、旅行目的(例:観光、ビジネス、親族訪問など)、宿泊先住所
5. 確認・送信
* 入力内容を確認し、同意欄にチェックを入れて送信
* 即時に確認メールと電子書類(バーコード付き)が届きます
6. **修正が必要な場合**:
* 「Update Arrival Card」から再編集可能(カード番号・生年月日・パスポート番号・国籍を入力)
申請タイミング
到着当日または到着2日前から申請可能です。
もし申請を忘れても、機内や出発空港にQRコード付き案内が掲示され、台北桃園空港(TPE)などでは無料Wi-Fiや補助端末も利用できます。
技術的な問題がある場合に限り、紙の入国カードが配布されますが、原則TWACが必須です。
まとめ
タイやマレーシアなど他国でも導入済みの仕組みで、入力も簡単・迅速。
慣れてしまえば、旅行の手続きをよりスムーズに進めることができるでしょう。
2025年中に台湾へ行く予定はありませんが、入国が便利になるのは歓迎です。
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