アコーとパリ・サンジェルマン(PSG)のPVに出演させていただきました!

特典航空券における燃油サーチャージ、税金まとめ

{{name}}さん、こんにちは。
 
 
 
 
PAR@Seasoned Travellerです。
 
 
 
航空券は、運賃の他に税金や手数料が上乗せされていることはご存知だと思います。
 
 
これらの中には、日本の出国税のように、出発する国の政府によって要求されるものもあります。
 
 
また、空港では、乗客が空港を通過するたびに航空会社から手数料を徴収していますが、これは警備など空港が提供するコストをまかなうためのものです。
 
 
もう一つ徴収されるものとして、燃油サーチャージがあります。
 
 
手数料や税金と一緒にまとめられていますが、政府や航空会社が課すものではなく、すべて航空会社が考案し計算したものです。
 
 
航空会社によって、多額の燃油サーチャージを徴収するところもあれば、全く徴収しないところもあります。
 
 
航空会社は、航空券を無料で提供するよりも、燃料費の高騰により、特典航空券の交換価値以上の金額を回収したいため、特典航空券の予約に課される手数料は特に高くなることがあります。
 
 
今回は、航空券を予約する際に発生する様々な付帯費用について説明します。
 
 
 
現金やマイレージでフライトを予約する場合、様々な税金や手数料がかかります。
 
 
これらの料金は、出発地、到着地、またはその両方によって課される場合があります。
 
 
 
例えば、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)ロンドンヒースロー(LHR)発アムステルダム(AMS)行き片道便では

Air Passenger Duty
Passenger Service Charge
 
 
の2種類の手数料が課されます。
 
 
Passenger Service Chargeが、航空会社が空港の施設を利用するために空港に支払う費用に充当されます。
 
 
またイギリスは、イギリスから出発するすべての国際線に対して、移動距離と運賃種別に応じた航空旅客税を適用しています。
 
 
そのため、イギリス発のAir Passenger Dutyは、路線や航空券の種類によってGBP14からGBP192まで幅があります。
 
 
旅程が複雑で複数の区間にまたがる場合、より多くの手数料や税金がかかります。
 
 
ITAマトリックスを利用すると、さまざまな料金の内訳を表示させて確認することができます。
 
 
例えば全日空(NH)の成田(NRT)発ホノルル(HNL)行の往復運賃では、基本運賃は運賃総額の半分以下となっており、旅程の各空港で発生する手数料や税金が多く含まれています。
 
 
有償で購入の場合は、その全額を支払います。
 
 
特典航空券の場合、基本運賃はかかりませんが、通常、燃油サーチャージや税金項目もすべて支払わなければならず、ポイントやマイレージを使った「フリーフライト」がすぐに割高になってしまう可能性があります。
 
 
後述するYQサーチャージを除き、税金の項目が何なのか、いくらかかるのかはあまり氣にしないでください。
(どうしても氣になる場合はこちらをどうぞ)
 
 
すべて運賃に含まれており、現金でもポイントやマイレージでも、税金は搭乗客が支払うことになりますので、避けて通ることはできません。
 
 
例えば、「シンガポール空港開発賦課金」は、空港ターミナルの将来的な投資のために徴収するものです。
 
 
長い間、世界最高の空港の一つと言われてきた理由の一つは、利用する乗客がそれぞれごくわずかな金額を支払って、空港の開発や改善に投資していることです。
 
 
政府が課す税金や手数料に加えて、航空会社が課す手数料、主に「燃油サーチャージ(YQ)」があります。
 
 
これらは航空会社によって大きく異なり、どの航空会社を利用するか、どのプログラムでポイントやマイレージを利用するかに影響します。
 
 
特典航空券の場合、YQは、特典航空券の予約に使用したプログラムではなく、運航航空会社から請求されます。
 
 
しかし、特典航空券の予約に使用したマイレージプログラムによって、実際に支払う義務がある場合とない場合があります。
 
 
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とヴァージン・アトランティック航空(VS)の両社は、世界の航空会社の中で最も高い燃油サーチャージを徴収しています。
 
 
今は燃料が高いから、というのがその理屈です。
 
 
2020年に旅行が停止して燃料価格が急落したとき、両航空会社はこれを反映して燃油サーチャージを引き下げました。
 
 
2022年に燃料価格が上昇すると、両社はさらにサーチャージを引き上げ、ビジネスクラスで1人GBP500以上の燃料サーチャージがかかるようになりました。
 
 
これは、イギリスに限らず日本を含めた世界各地で起こっていることです。
 
 
航空会社にとって徴収が容易な収益であるため、この燃油サーチャージがすぐに減少することはないでしょう。
 
 
全日空(NH)も、高額の燃油サーチャージを徴収する傾向にあります。
  
 
NHマイレージだと、日本から北米まで往復85,000マイルでビジネスクラス特典が利用できます。
 
 
提携航空会社のフライトでも、往復90,000マイルで予約ができます。
 
 
ですが、特典予約に必要な燃油サーチャージと税金は、最低でもJPY110,000。
 
 
そのうち燃油サーチャージが、JPY98,000です。
 
 
ちなみに、同じフライトをユナイテッド航空(UA)のマイレージで予約すると、燃油サーチャージはかからずJPY10,000以下の税金がかかるだけです。
 
 
では、この違いは何なのでしょうか?
 
 
NHは、燃油サーチャージを特典航空券に付加しています。
 
 
ANAマイレージクラブでは、航空会社が課すこれらのサーチャージを旅客に転嫁していますが、ユナイテッドマイレージプラスでは、サーチャージは請求されません。
 
 
この例を見てもわかるように、どのマイレージプログラムが燃油サーチャージを徴収しているかを知ることが重要になります。
 
 
スターアライアンス特典航空券に関して、燃油サーチャージを徴収しない他のプログラムには、エアカナダ・アエロプランとアビアンカ・ライフマイルがあります。
 
 
ただし、すべてのANAマイレージクラブの特典航空券が高い手数料を取るということではありません。
 
 
NHマイレージでTAPポルトガル航空(TP)やスカンジナビア航空(SK)、UAのフライトを予約する場合は、燃油サーチャージは徴収されません。
 
 
シンガポール航空(SQ)のクリスフライヤー、その他のスターアライアンスプログラムなども、これらの航空会社の特典航空券を予約する場合は、税金と手数料を支払うだけです。
 
 
航空会社は、電話での予約に追加料金を請求する場合があります。
 
 
例えばUAは、ほとんどの電話予約に対して手数料を請求しています。
 
 
BAとVSは、オンラインでも可能なサービスに対して電話予約手数料を請求しています。
 
 
したがって、オンラインで予約できないものを電話で予約する場合は、必ずオンラインでできないことを指摘し、電話予約手数料が免除されるようにしてください。
 
 
 
航空券予約時の特典料金は、マイレージプログラムによって異なります。
 
 
航空会社が課すサーチャージをそのまま転嫁するものもあれば、そうでないものもあります。
 
 
同様に、燃油サーチャージが加算される航空会社もあれば、されない航空会社もあります。
 
 
予約する方面によって、マイレージプログラムを変えるべき理由がここにあります。
 
 
特典航空券を予約する前に、さまざまな航空会社の予約サイトを見て、最小限のマイルと最小限のサーチャージの組み合わせで、適切なフライトを見つけましょう。
 
 
 
そのお手伝いは、いつでもさせていただきます 😉
 
 
 
 
 
それではまた来週!

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