スカイチームとユーロスターが提携
国際鉄道会社のユーロスターが、スカイチーム初の航空会社以外のパートナーとして加盟しました。
両社は、ヨーロッパ全域でより多くの一貫輸送の選択肢を提供するための覚書に署名し、今後数ヶ月のうちに協力し、空路から鉄道への移動においてよりシームレスな体験を実現する予定です。
この提携は2025年前半に開始される予定です。
提携の詳細をお伝えします。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
提携概要
この動きは、2022年7月に発表された、ドイツの鉄道事業者であるドイツ鉄道とスターアライアンスの航空会社グループ間の同様の複合輸送パートナーシップに続くものです。
ユーロスターはすでに、KLMオランダ航空(KL)と協力し、空から鉄道への商品を提供しており、今後もアライアンスの一員としてこれらの商品を開発していく予定です。
長距離路線でスカイチームのヨーロッパ主要ハブ空港に到着するユーロスターの乗客のうち、約13パーセントが鉄道でユーロスターの別の目的地に接続しています。
スカイチームには現在ヨーロッパでは、エールフランス航空(AF)、KL、ITAエアウェイズ(AZ)、ヴァージン・アトランティック航空(VS)、エア・ヨーロッパ(UX)、SAS(SK)が加盟しています。
ユーロスターの路線図は、こんな感じ。
https://www.eurostar.com/rw-en/destinations/routemap
近年、航空会社が鉄道事業者との提携を発表し、航空券と鉄道券を販売することで、旅行者によりシームレスな旅を提供しようとしています。
アライアンスがこれに参入するのは、個々の航空会社がすでに何年も前から行ってきたことの延長に過ぎないようです。
この提携が2025年に開始されたとき、どのようなものになるのか興味があります。
クラブ・ユーロスター・ポイントの価値は?
ユーロスターにもポイントプログラム「クラブ・ユーロスター」があります。
クラブ・ユーロスターはどの列車でも利用できます。
交換にはより多くのポイントが必要ですが、現金で予約可能な座席であればポイントで予約できます。
つまり、ピーク時に最も高額なサービスを利用するかどうかによって、得られる価値が変わるということです。
スタンダード・クラス – 通常の特典利用で2,000クラブ・ユーロスター・ポイント、往復で3,000クラブ・ユーロスター・ポイント
スタンダード・プレミア – 通常の特典利用で4,000クラブ・ユーロスター・ポイント、往復で5,000クラブ・ユーロスター・ポイント
ビジネスプレミア – いつでも往復6,000クラブユーロスターポイント
利用金額GBP1につき1.2ポイントが加算され、エリートステータスを持っている場合は25%~75%のステータスボーナスが加算されます。
スタンダード・プレミアは価値という点では「スイート・スポット」であると言えるでしょう。
同じビジネス・プレミアの座席とワイン付きの3コースミールが付きますが、ファスト・トラック・セキュリティ、ラウンジ・アクセス、「プレミアム・ミール」は付きません。
まとめ
ユーロスターの最大のハブ空港(アムステルダムとパリ)はユーロスターの鉄道ネットワークの一部であるため、スカイチームが提携会社として選ばれるのは極めて自然です。
ユーロスターはもはやイギリスと大陸を結ぶトンネル列車だけではありません。
ルートマップをよく見ると、フランスの東部や西部にも運行しているようなので、フランス全県制覇の際に利用できるかもしれません。
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