ジブラルタルがシェンゲン協定加盟
長引いていたイギリスがEUから離脱するための条件交渉が2020年中に合意しましたが、その中でもギリギリまでもめていたのがジブラルタルについて。
2020/12/24に、イギリスが離脱後の貿易協定でEU側と合意に至りましたが、ジブラルタルの扱いに関しては決着していませんでした。
結果として、
ジブラルタルがシェンゲン協定に加盟する
ということで合意を得ることになりました。
個人的にはとても興味深い出来事だったのですが、どうしてこのジブラルタルが議論になったのか、少しお伝えします。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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ジブラルタルとは
そもそもジブラルタルはどこにあるのか、ですが、イベリア半島の南東端に突き出した小半島です。
↓ここにあります。
現在はイギリスの海外領土です。
歴史的には、イギリスとスペインが領有権を巡って対立し、現在もはっきりとした解決はしていないようです。
ここの空港がとてもユニークで、一度訪れたいと思っています。
※ご参考
https://photrip-guide.com/2019/05/07/gibraltar-international-airport/
シェンゲン協定とは
今回ジブラルタルが加盟するシェンゲン協定ですが、ヨーロッパの加盟国間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定のことです。
スペインはシェンゲン協定加盟国で、イギリスはシェンゲン協定には加盟していません。
もし、ジブラルタルがシェンゲン協定に入れなかったら、スペインとジブラルタルの間には厳しい国境管理が行われることになっていました。
ですが、ジブラルタルがシェンゲン協定に加盟することでこの問題は回避されます。
なお、シェンゲン協定加盟国はEU加盟国とイコールではありません。
わかりやすい図があったので、シェアします。
ちなみに、ジブラルタル空港(GIB)に就航しているのは
・ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)
・イージージェット(U2)
・ロイヤル・エア・モロッコ(AT)
のみなので、これらの国からジブラルタルへ行く場合には入国審査がありますが、例えば
パリ・シャルル・ド・ゴール(CDG) – ロンドンヒースロー(LHR)乗り換え – ジブラルタル(GIB)という移動をする場合には日本人であってもパスポートは不要となります。
(フランスでシェンゲン協定加盟国内への入国審査をしているため)
まとめ
自分はジブラルタルもスペインも訪れたことがありませんが、どちらもいずれ必ず訪れたいと思います。
ジブラルタルにはホテルチェーンのホテルがなく、スペイン側にホリデイインがわずかにあるくらいですが、GIBの空港を訪れて空港を歩いてみたいです。
2021年中に行っちゃうかも?!
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