改めて、スターアライアンスのステータスを考える
{{name}}さん、こんにちは。
PAR@Seasoned Travellerです。
{{name}}さんは「ステータス修行」と聞いて真っ先に思いつくのはどの航空会社でしょうか。
おそらく、全日空(NH)か日本航空(JL)だと思います。
かく言う自分も、初めてデルタ航空(DL)のアメックスカードを持ってDLゴールドステータスを取得し、その後2017年にフライトで修行を始めたのはNHでした。
{{name}}さんも、NHのステータス修行を行い、スーパーフライヤーズカードを保有してスターアライアンスゴールドのステータスをお持ちかもしれません。
もしかしたら、NH修行を毎年続けられているかもしれません。
今日は、スターアライアンスそのものを改めておさらいするとともに、スターアライアンスの上級会員である「意味」について考えたいと思います。
スターアライアンスは、26の加盟航空会社を擁し、毎日19,000便以上のフライトで1,300都市を結ぶ巨大な航空会社です。
2022年でスターアライアンスは設立25周年を迎えました。
スターアライアンスには、シルバーとゴールドの2つのエリートランクがあります。
(噂によると、スターアライアンスのシルバーとゴールドは見直されているそうです)
スターアライアンス・シルバー
・予約のウェイティングリストの優先的な案内
・空港での優先スタンバイ
スターアライアンスゴールド
・予約のウェイティングリストの優先的な案内
・空港での優先スタンバイ
・ゴールドトラックのセキュリティチェック
・手荷物許容量の追加
・優先搭乗
・空港ラウンジの利用
・手荷物の優先的な取り扱い
・空港での優先チェックイン
・ヒースローエクスプレスでのビジネス・ファーストクラスへのアップグレード
ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)、SWISS(LX)、オーストリア航空(OS)のヨーロッパ間「ライト」運賃など一部の航空券は、これらの特典を利用できない場合があります。
長時間の乗り継ぎを計画する前に、スターアライアンスの特典ページをご覧になり、航空券に期待通りの特典があることをご確認ください。
ラウンジも、スターアライアンスゴールドのステータスでは入れないラウンジがあります。
例えばユナイテッド航空(UA)のポラリスラウンジは、スターアライアンスゴールドであるだけでは入ることができず、UAのポラリスビジネスクラスに搭乗する必要があります。
それでも、スターアライアンスのゴールドメンバーは世界1,000か所以上のスターアライアンスラウンジを利用することができます。
例として、スターアライアンスのラウンジが最も多い空港の一つであるシンガポール・チャンギ空港(SIN)で、利用できるラウンジを見てみましょう。
・クリスフライヤーゴールドラウンジ(ターミナル3)
・クリスフライヤーゴールドラウンジ(ターミナル2)
・ロイヤルオーキッドラウンジ(ターミナル1)
・シルバークリスラウンジ(ビジネスクラス、ターミナル3)
・シルバークリスラウンジ(ビジネスクラス、ターミナル2)
・dnataラウンジ、SATSプレミアラウンジ(ターミナル1) : 中国国際航空(CA)一部の搭乗客のみ
・SATSラウンジ(ターミナル3) : ユナイテッド航空(UA)の一部の搭乗客のみ
・SATSプレミアクラブラウンジ(ターミナル3) : CAとアシアナ航空の一部の搭乗客のみ
・SATSプレミアラウンジ(ターミナル3) : LOTポーランド航空(LO)、エチオピア航空(ET)、エバー航空(BR)、ターキッシュエアラインズ(TK)、OS、エアインディア(AI)の一部の搭乗客のみ
シルバークリスラウンジファーストクラスラウンジは、利用できません。
(NHダイヤモンドメンバーは利用できます)
各ラウンジにはアクセスに関するさまざまなルールがあるため、ラウンジの利用に関する正確な情報は、スターアライアンスのラウンジ検索でご確認ください。
各社のファーストクラスラウンジ、ポラリスラウンジ、エア・カナダ(AC)シグネチャースイートは、スターアライアンスゴールドメンバーであるだけでは利用できません。
UAの上級会員は、国際線の旅程で旅行する場合にのみユナイテッドクラブを利用できます。
一方で、NHのスターアライアンスゴールドメンバーは、UAの国内線でユナイテッドクラブを利用できます。
手荷物や優先搭乗以外のスターアライアンスゴールドの最大のメリットは、世界中に1,000以上あるビジネスクラスのラウンジを利用できることです。
これに対してワンワールドの上級会員になるとファーストクラスラウンジを利用できるようになるため、将来的にスターアライアンスのステータスにこの特典が含まれるかどうかは興味深いところです。
実際スターアライアンスゴールドステータスを取得して、ステータスの特典を実感する瞬間は、どのくらいあるでしょうか。
日本国内線をメインで利用されるのであれば、NHのラウンジが国内にたくさんありますし、海外においてもエコノミークラスで提携航空会社のラウンジへ入ることができるので、(人が多いながらも)特典を享受することはできているかもしれません。
では、特典航空券予約・客室乗務員の対応についてはどうでしょうか。
NHを例にとってみると、NH便は特典航空券で予約するのがとても難しいです。
あまり人氣のない路線で、ビジネスクラスが1席取れるかどうか、と言う状態。
自社のダイヤモンドメンバーで、ダイヤモンド歴が長い人から優先に、空席待ちの枠を解放しているような状況のようです。
他社の特典航空券の空席状況も似たようなもので、自社のマイレージでないと予約ができない(特にビジネスクラス以上)、というケースがかなり多くなっています。
客室乗務員の対応についてももちろん、自社の上級会員を優先します。
提携航空会社の上級会員は、自社にはお金を落としてくれないので通常の搭乗客とそんなに対応を変えたりはしません。
その代わり自社の最上級会員には、これでもかというくらい甘やかしてくれます。
何が言いたいかというと、
{{name}}さんが好きな航空会社、本当に乗りたいと思っている航空会社でステータス獲得維持を目指しましょう
ということです。
特典航空券の枠がない、と言っても、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)やヴァージン・アトランティック航空(VS)なんかは上級会員向けに解放席を保証する制度もありますし、エールフランス航空(AF)は上級会員でないとファーストクラスの予約ができません。
各アライアンスで軸となる(よく乗る)航空会社があるのであれば、その航空会社のステータスを取得した方が、得られる特典が多い、と言うことになります。
その視点で行くと自分は、スターアライアンスは殆ど搭乗しません。
だいたい、ワンワールドかスカイチームの航空会社に搭乗しています。
国内線においては、NHでないと運航していないところでNHに搭乗するくらいなので、ラウンジが少し使えれば十分。
なので、スターアライアンス修行は行っていません。
SFCで十分、という考えに至っています。
たまに乗るスターアライアンス便は、マイレージの使い勝手が良いACまたはスイートクラスのためのSQに加算しています。
必要マイレージ数が少ないからこのマイレージプログラム、という時代は、終わりつつあります。
まずは、スターアライアンスのステータスが本当に必要か(SFCで十分ではないか)、を棚卸ししてみてはいかがでしょうか。
マイレージプログラム選びに迷ったら、ご相談ください。
{{name}}さんに最適のマイレージプログラムを提案致します 😉
それではまた来週!