オープンジョーを有効に活用して更に旅を充実させよう
{{name}}さん、こんにちは。
PAR@Seasoned Travellerです。
{{name}}さんは、
オープンジョー
という旅行用語を聞いたことがあるでしょうか?
このオープンジョーを利用すると、{{name}}さんの旅を更に効率的にすることが可能なので説明したいと思います。
オープンジョーとは、単純往復とは異なり出発地と帰着地が異なる旅のことを言います。
ジョー(Jaw)は、「顎」という意味ですが、なぜオープンジョーと言うのかというのは以下の図を見ていただくとわかると思います。
https://voyageavance.global/wp-content/uploads/2020/05/HND-ICN-CTS.gif
出発地が新千歳(CTS)、目的地が仁川(ICN)で、帰着地が羽田(HND)の旅をする例ですが、口(顎 : Jaw)を開けている(Open)ところを横から見たような形になっているのでこう呼ばれています。
出発地・帰着地が同じで目的地が異なる場合も含みますが、厳密には同じ都市コード内の異なる空港の場合はオープンジョーとはなりません。
例えば、
行き : HND発ICN行
帰り : ICN発NRT行
はオープンジョーではありませんが、
行き : HND発ICN行
帰り : 釜山(PUS)発NRT行
はオープンジョーとなります。
出発地・帰着地・目的地が異なる場合は、「ダブルオープンジョー」と言います。
例えば、こんなフライトです。
https://voyageavance.global/wp-content/uploads/2020/05/WOJ.gif
こうなると、もはや顎でもなんでもありませんが・・・。
このオープンジョーをどのような形で利用できるかと言うと、例えば全日空(NH)などの特典航空券で往復予約をしなければいけない場合、単純往復だとどうしても空きを見つけるのが大変です。
ですが、現地出発地を少しずらすことでスケジュールにぴったりのフライトを見つけることもできるでしょう。
例えば、
行き : 日本からパリ(CDG)
帰り : ブリュッセル(BRU)から日本
というルートなら空いている、ということもあると思います。
パリからブリュッセルまでは、もちろん飛行機でも行けるでしょうし、電車での移動も可能です。
オープンジョーは、NHのように必要マイレージ数がゾーンで区切られているようなマイレージプログラムの場合に特に有効です。
そういう意味ではユナイテッド航空(UA)なんかは、「Japan」と「North Asia」が別々のゾーンになっているのであまりお得な使い方はできないかもしれませんが・・・。
またオープンジョーは、有償の航空券を購入する場合でも利用できます。
東京からヨーロッパの往復は高いので、ソウル発で購入すると安くなることは以前もお伝えしました。
ですがどうしてもスケジュールの都合でソウルに行けない、と言う場合に、出発地または帰着地を東京にした場合でも料金があまり変わらないという場合もあります。
例えば、ICN発アテネ(ATH)行のビジネスクラスは、ターキッシュエアラインズ(TK)で往復JPY220,000くらいです。
これをTYO発の往復にするとJPY472,000と一気に跳ね上がりますが、出発地 : ICN、帰着地 : TYOにするとJPY240,000くらいで購入できるので、コストも抑えてスケジュールも楽になりそうです。
個人的に、スターアライアンス修行として、ホテル修行として、そしてイスタンブールという都市でのビジネス意味で、TKには注目していますがその詳細は後日改めて。
日本と韓国という、比較的近い都市の間だけでなく、
パリ(CDG)発東京(TYO)行
バリ(DPS)発パリ(CDG)行
というフライトも安くなることだってあります。
(大韓航空(KE)でJPY250,000くらい、エミレーツ航空(EK)でJPY280,000くらいで購入できます)
なお、検索をする場合は各オンライン予約サイトの「周遊」「複数都市」を選択して検索してくださいね。
オープンジョーは、アジア <-> ヨーロッパだけのお話ではありません。
アジア内はもちろん、アジア <-> 北米、北米 <-> ヨーロッパなど、世界中で有効なお話です。
無限の可能性があるオープンジョーを利用して、効率的に特典航空券予約 / 修行フライトをしてくださいね!
それではまた来週!