{{name}}さん、こんにちは。
　
　
　
PAR@Seasoned Travellerです。
　
　
　
過去数年間、アメリカン航空(AA)のマイレージプログラムは、フライトの必要マイル数の増加、ダイナミックプライシングの導入、割引マイル特典の廃止など、様々な改悪を経験してきました。
　
　
しかし、そのような状況下でも、アメリカン航空は自社便と提携航空会社の便の必要マイレージ数を公開し続けており、競合するデルタ航空(DL)やユナイテッド航空(UA)が廃止している点でも、まだ優れていると言えます。
　
　
アメリカの航空会社のマイレージプログラムがどんどん使い道を失っていく中、
AAにはまだ「Sweet Spot」が残されています。
　
　
今日は、AAのスイートスポットと、必要マイレージ数について紹介します。
　
　
貯まったAAマイレージを活用する最良の方法は、提携航空会社のフライトに使用することです。
　
　
自分のお氣に入りは、カタール航空(QR)のQsuitesビジネスクラスで、日本から中東またはインドへのフライトを40,000マイルで予約する方法です。
　
　
アフリカまで延長して、片道75,000マイルで行くこともできます。
　
　
QSuiteは、しばしば世界最高のビジネスクラスシートとみなされています。
(BAのファーストクラスも、世界最高の「ビジネスクラス」と言われていますが・・・)
　
　
さらに、AAマイレージを使った予約は、必要マイレージ数の少なさ、燃油サーチャージが加算されないことを考えると、とてもお得です。
　
　
　
また、空席がある限り、日本国内のどこからでも同じマイレージ数で利用できます。
　
　
QRのフライトはもちろん、AA公式サイトで直接予約することができます。
　
　
AAの特典チャートでもうひとつの魅力は、エコノミークラスのMileSAAver特典にオフピーク料金が設定されていることです。
　
　
ほとんどの場合、通常のMileSAAver特典より2,500ポイント少ないだけですが、北米からヨーロッパへのオフピーク便は、通常の特典レートより7,500ポイントも割引されるという優れものです。
　
　
これにより、セーバーレベルで30,000マイル必要だったヨーロッパ行きオフピークセーバー特典が、わずか22,500マイルになります。
　
　
特典航空券がメインキャビン航空券として予約されることを考えると、25%オフで往復45,000マイルとなり、(乗る乗らないは別として)かなりお得な運賃です。
　
　
特典航空券はメインキャビンで予約するため、事前に座席指定ができ、受託手荷物も持ち込めます。
　
　
MileSAAverのヨーロッパ行きオフピーク日程はだいたい、1月10日過ぎからから3月中旬くらい、11月1日から12月中旬のクリスマス休暇前までです。
　
　
AAマイレージは、ヨーロッパへのビジネスクラスのフライトでも、特に乗り継ぎ便を利用する場合は、今となってはお得な必要マイレージ数となっています。
　
　
75,000マイルで、距離や乗り継ぎの有無にかかわらず、日本国内のどこからでもヨーロッパ行きのビジネスクラスの座席を予約することができます。
　
　
これは、DLやUAのヨーロッパ行きビジネスクラス必要マイレージ数よりもはるかに安く、場合によっては日本航空(JL)のマイレージでJL便を予約する場合にも、お得に予約ができるかもしれません。
(JLマイレージは自社便必要マイレージ数が変動制なので)
　
　
　
ファーストクラスに乗るのは、現金で航空券を購入する場合、当たり前ですが信じられないほど高いです。
　
　
そして、多くのプログラムで必要マイレージ数が上昇し始めています。
　
　
ですが、AAマイレージで予約できるお得な運賃のひとつに、片道80,000マイルの北米へのファーストクラス航空券があります。
　
　
ロサンゼルス(LAX)、サンフランシスコ(SFO)、シカゴ・オヘア(ORD)、ニューヨーク(JFK)などの都市へ行くフライトを探してみてください。
　
　
空席はなかなかないですが、もし見つかれば、きっといいことがありますよ。
　
　
このニューヨーク(JFK) – 羽田(HND)のファーストクラス航空券を80,000マイルで有償だとJPY1,500,000以上のフライトには十分な価値があると思います。
　
　
　
特典旅行のダイナミックな価格設定は、必ずしも悪いことばかりではありません。
　
　
その一例として、AAの「ウェブスペシャル特典」があります。
　
　
これはAA運航便の特別交換料金で、時にはAAの特典チャートに記載されている料金よりもかなり低い料金で特典予約できることがあります。
　
　
これらは主にアメリカ国内路線で見られ、エコノミーで片道5,000マイルまで低く設定されていることがあります。
　
　
さらに、国際線でもビジネスクラスでお得な航空券が見つかることがあります。
　
　
出発都市を入力し、地域と出発日を選択するだけです。
　
　
そして、その地域の特典チャートに記載されているマイル数より少ないマイル数を入力します。
　
　
すると、地図と、そのマイル数で飛べる場所のリストが表示されます。
　
　
地図上のピンは、閾値内にある場合は青く表示されます。
　
　
その後、クリックするとカレンダー表示になり、低料金で利用できる日程がさらに表示されます。
　
　
メインキャビン航空券のウェブスペシャル6,000マイルは、AAの国内線特典表に記載されている12,500マイルSAAverの半額以下のマイレージ数です。
　
　
ウェブスペシャルは国際線やプレミアムキャビンでも見つけることができます。
　
　
例えば、アルゼンチン、ブラジル、チリを含む南米2地域行きのビジネスクラスMileSAAver特典は、通常片道57,500マイルです。
　
　
しかし、ダラス(DFW) – サンティアゴ(SCL)便で、ウェブスペシャルとしてビジネスクラスで45,000マイルで予約することもできるのです。
　
　
出発地を北米にしないと結果が表示されないことが結構ありますが、便利なツールであることには間違いなさそうです。
　
　
　
ウェブスペシャル特典の唯一の制限は、発券後の変更ができないことです。
　
　
しかし、変更が必要な場合は、航空券をキャンセルし、無料でマイルを復活させ、また新しいフライトを予約し直せばよいので、問題ありません。
　
　
ビジネスクラスへのアップグレードは、時としてマイレージの有効な使い道となることがあります。
　
　
一般的にマイレージを交換する際には、最初から希望するクラスを予約した方がお得です。
　
　
しかし、ビジネスクラスの航空券に交換するために必要なマイル数が不足しているケースも多々あります。
　
　
このような場合、現金でエコノミー航空券を購入し、マイレージを使ってアップグレードする、あるいはマイレージと現金を組み合わせてアップグレードすることができる場合があります。
　
　
AAマイレージを使用してアップグレードするには、AAが運航する便に搭乗する必要があります。
　
　
もちろん、アップグレードはアップグレードの空き状況によります。
　
　
　
AAマイレージプログラムには、まだ多くの価値があります。
　
　
AAマイレージをパッと使えるよう、普段からAAマイレージを購入しておいてもいいかもしれませんんね。
(通常、キャンペーン時にはJPY2/マイルで購入できます)

　
　
それではまた来週！