イージージェット(U2)がウィーン(VIE)に新会社を設立
PAR(PRIDEAUX-ANZAI Ryosuke / プリドー安斎亮介)です。
個人的にはとても好きなLCC、イージージェット(U2)。
現在は、ロンドンのルートン(LTN)を拠点としているんですが、Brexitの影響を受け、拠点をウィーン(VIE)へ移すことになるそうです。
どういう影響が出てこのような結果となったのか、少し掘り下げてみます。
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U2がイギリスを拠点にするメリット
2017年7月20日現在、イギリスはまだEUの中にいます。
そして、イギリスに本拠地を置く航空会社は、EU内を自由に就航出来ます。
LCCにはこれが大切で、機動的に路線を開設、増便減便を行えるんですね。
U2はLTN以外にもEU内にいくつも拠点を持っていて、路線を広げています。
ところが、イギリスがEUから離脱してしまうと、イギリス以外の拠点からの直行運航が基本的にできなくなってしまいます。
これはU2にとっては死活問題です。
なぜVIEなのか
ただ、いきなりLTNから撤退して、VIEに引っ越すわけではありません。
オーストリアに
easyJet Europe
という法人を設立し、LTN発で就航しているフライトはそのままで、VIEで新たにヨーロッパ各国へのフライトを継続するようです。
Brexitによる影響を最大限少なくするための措置ですね。
なぜオランダでもなくフランスでもなくオーストリアなのか、という点ですが、オランダもフランスもEU離脱の気配があるため、法人設立の条件がよく、飛行機運航に関する規則がイギリスの規則に近く、離脱の危険が少ないオーストリアが選ばれたようです。
U2のライバルも・・・
U2の最大のライバルであるライアンエアー(FR)も、このBrexitにはとても不満を持っていて、EUとイギリス間の自由な運航が保証されない限りは2018年9月を目途にイギリスから出ていく、と言っています。
「2019年のサマーホリデーでアイルランドへ行きたいなら、フェリーで行け」
とまで言っています^^;
まぁ、アイルランドへ行くなら自分はBAを使いますけど。
まとめ
実は一度、AMS – GVAでU2に搭乗したことがあります。
その時はGVAへ行くためにBRU – GVAのフライトを予約していたのですが、BRUへ行くためのAMS – BRUのKLがフライトキャンセルとなり、BRUへ行くことができなくなったため(正確にはBRUへは電車で行くように、とKLからチケットをもらっていたのですがどうしてもU2に乗りたかったので)やむを得ずAMSからGVAへ行くのに急きょ利用したんでした。
当たり前ですが、BRU – GVAの代金は戻って来ません。
基本的には座席も早い者勝ちで、搭乗時はなかなかカオスな感じだったんですがデザインが好きですっかりファンになってしまいました^^;
あまりに好きすぎて、機内でしか販売していない限定1,000個のU2の模型を2個購入したほどです^^;
(1個は飾る用、1個は保存用)
U2の動向は、とても気になっています。
これからも、アンテナを張り続けて行きたいと思います。
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