アコーのステータスは、保有していて価値のあるものなのか
{{name}}さん、こんにちは。
PAR@Seasoned Travellerです。
自分は今、アコーのダイヤモンドステータスを保有しています。
このステータスは、招待制の「リミットレス」ステータスを除くと、アコーの中での最上位のステータスになります。
マリオットやヒルトンがステータスのバラマキを行っている中、アコーの上級会員の数はまだ少なく、上級会員による特典(特に部屋のアップグレード)の恩恵を受けやすいのでステータスを維持しています。
これは、自分の行く方面で便利だから、という理由があるのですが、マリオット・ヒルトンの上級会員が多すぎるので退避先としてアコーの上級会員資格を獲得・維持する価値はあるのか?を少し考えてみました。
まず、アコーの長所と短所ですが、
長所 – 大きなグローバルネットワーク、ソフィテルでのラウンジ利用を含むプラチナ特典、エリートメンバーの一般的な待遇、Swissotel、Raffles、Fairmont、Mondrian、Delanoの買収によるラグジュアリーオプションの向上、Flying Blueとの提携によるフライトによるポイント獲得、ヨーロッパ・東南アジア・中東方面に強い
弱点 – ポイントの価値が固定されているためアービトラージの機会がない、アコーの宿泊で割引に交換したくない場合はレートの悪い航空会社のマイレージに交換するしかない、クレジットカードの提携がない、ラウンジがない限りプラチナの無料朝食がない(アジアパシフィックを除く)、北米方面に弱い
特に、スカイチーム修行をFlying Blueで行っている自分にとっては、Flying Blue – アコーの提携はとても意味のあるものです。
一方でアコーは「ポイント = 現金」の構造を持っているため(2000ポイント = EUR40の割引)、お得にポイント宿泊をする、という概念がありません。
(単なる割引)
また、アコーは大規模なグローバルプロモーションをほとんど行っていないため、ポイントを貯めるのが難しくなっています。
アコーが実施しているプロモーションは、予約枠が非常に狭いことが多く、利用しづらいものとなっています。
これらの事実が、アコー上級会員の数が少ない理由となっているのではないかと思っています。
ですが、自分を含めた一部の人にとっては、Accor Live Limitlessはうまく機能しています。
宿泊数や利用額にかかわらず、通常の時期であっても、競合プログラムのトップレベルよりも簡単にプラチナを獲得することができます。
(最安でJPY100,000くらいで60泊も可能)
プラチナメンバーになると、宿泊料金の約8.8%がポイントとして還元されます。
プラチナメンバーへの特典も、かなり充実しています。ソフィテルでは、ラウンジアクセス(朝食、スナック、ドリンクが無料)、アップグレード、レイトチェックアウト、アーリーチェックインに加え、宿泊料金の8.8%がバウチャーで還元されます。
ただ、ラウンジのあるホテルがあまり多くないため、アジアパシフィック以外では朝食を無料で食べる機会が少なくなってしまいます。
アコーはフランスが本社のホテルチェーンなので、ヨーロッパにおいて強みを持ちます(北欧を除く)。
妻の実家に帰省する際、アコーが多いイギリスにおいては滞在はとても助かります。
ほとんどの主要ビジネス都市にNovotelとMercureのホテルがあります。
(どちらもビジネスホテルに毛を生やしたくらいのホテルのイメージですが、Novotelにはスイートルームがあることがあります。Novotel > Mercureです)
ロンドン・メイフェアにあるソフィテルセントジェームズは、イギリスのフラッグシップホテルとして非常に印象的であり、ロンドンで休暇を過ごしたいと思っているなら、貯めたポイントをディスカウントバウチャーとして使うのにふさわしい場所でしょう。
イビスビジネスカードを購入すればゴールドステータスが得られますが、ゴールドではちょっと物足りない氣がしますね。
個人的にはプラチナステータスを獲得し、ラウンジのあるホテルに滞在し、ホテルの部屋の割引にポイントを使うのがアコーのステータスの楽しみ方かなと思います。
これができるのは、日本では実質
・プルマン東京田町
・スイスホテル南海大阪
の2つに絞られると思います。
いずれのホテルも、スイートルームは素敵な感じですが、プルマンのスイートルームは一つ、電話でしか予約ができない「デラックススイートルーム」という部屋があります。
この部屋はアップグレードの対象にもなっていないので、日本でポイントを利用するならこのホテルのこの部屋でしょう。
また、エールフランス航空(AF) / KLMオランダ航空(KL)のフライトを利用すると、アコーのポイントとFlying Blueのマイレージが加算されます。
Flying Blueのマイレージが不要の場合、獲得したポイントを1対1の割合イベリア航空(IB)のAviosへ自動変換するように設定し、その後ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のAviosへ移行するのが良いと思います。
アコーのプラチナステータスを日本でお手軽に獲得するには、札幌などにあるイビススタイルズに集中して宿泊するとコストを抑えて資格を獲得することができます。
ちょっと日本国内では物足りませんが、海外へ出ることを前提にアコーホテルズのステータスを獲得してみてはいかがでしょうか?
それではまた来週!