スカイチームメンバーの国内線ラウンジ利用ルールが改善

2025年4月、スカイチームがラウンジアクセスのポリシーを変更しました。
時間制限や同伴者の制限といった厳しい新ルールが導入される一方で、国内線でも一部ラウンジが使えるようになるという、良い面も見られました。
その後、この「国内線でのラウンジ利用」に関する条件が拡大され、嬉しいニュースが届いています。
国内線でも利用可能なスカイチームラウンジが70か所以上に拡大
スカイチーム・エリートプラスは、スカイチーム加盟航空会社を横断して適用される最上級ステータスです。
従来、エリートプラス会員は国際線利用時にのみラウンジが使える仕組みでした。
これはワンワールドやスターアライアンスの方針と比べて不利で、スカイチームではアメリカの一部例外を除き、国内線でも一定の条件でラウンジが利用可能です。
ところが2025年4月以降、スカイチームは方針を見直し、限定的ながら国内線利用時にも一部ラウンジへのアクセスを解禁しました。
そして今回、その対象ラウンジが大幅に増え、70か所以上で利用可能となりました。
この新ルールにおいて、以下の2つの例外が設けられています。
* アルゼンチン航空(AR)のマイレージプログラム「Aerolineas Plus」を通じてエリートプラス資格を持つ会員は、どの国の国内線でもラウンジ利用不可
* デルタ航空(DL)の「スカイマイル」会員でエリートプラス資格を持つ場合、アメリカ国内の国内線ではラウンジ利用不可
対象となるラウンジは、アエロメヒコ(AM)、エールフランス(AF)、中国東方航空(MU)、ガルーダ・インドネシア(GA)、ケニア航空(KQ)、KLMオランダ航空(KL)、大韓航空(KE)、スカンジナヴィア航空(SK)、サウディア(JED)、ベトナム航空(VN)、厦門航空(MF)などの一部施設です。
スカイチームにとっては前向きな進展
エリート会員にとって、国内線でも使えるラウンジが増えたことは歓迎すべきニュースです。
ただし、現時点ではワンワールドやスターアライアンスに比べると、まだまだ競争力があるとは言い難い部分もあります。
特にアメリカ国内では、DL上級会員でもラウンジが使えず、カバー範囲に大きな穴が空いています。
ワンワールドやスターアライアンスでも、アメリカ国内線のみの旅行ではアメリカプログラムのステータスを持っていないとラウンジが使えない場合が多いですね。
自分はFlying Blueプラチナ会員として、今回の拡充をポジティブに受け止めています。
まとめ
2025年10月現在、スカイチームが発表している国内線利用可能ラウンジのリストはこちら。
https://a.storyblok.com/f/271050/x/e9b8411817/domestic-lounge-list-october-2025.pdf
例えば、ベトナム航空(VN)のダナン(DAD)にあるラウンジは一覧には入っていないですが、ビジネスクラスを利用すればOK。
国内線ラウンジは、国際線ラウンジに比べると規模が小さかったり食事の内容が微妙だったりしますが、いざ国内線を利用するときに使えないよりは全然良いです。
スカイチーム・エリートプラス会員にとって、国内線利用時でも使えるラウンジが70か所以上に増えたのは大きな進歩です。
これからも拡大してくれると嬉しいですね。
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