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ヒルトンゴールドステータスガイド

ヒルトンゴールドステータスガイド

ヒルトンは世界最大級のホテルグループであり、ゴールドステータスはヒルトンのポイントプログラムにおける中位のレベルです。
 
他の外資系ホテルチェーンが提供する中堅レベルのステータスと比べると、価値のあるものだと思います。
 
そして何よりも、簡単に獲得することができます。
 
先日、ヒルトンのダイヤモンドステータスについて私見を述べましたが、

Screenshot

ヒルトンのダイヤモンドステータスは獲得・維持する価値のあるものなのか?

ヒルトンのダイヤモンドステータスは獲得・維持する価値のあるものなのか?

今回はヒルトンゴールドステータスのメリットについて敢えて、紹介したいと思います。
 
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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ゴールドステータスを獲得する方法

ヒルトン・オナーズのゴールドステータスを獲得するには、宿泊で獲得する方法、クレジットカードを持っているだけで獲得する方法など、いくつかの経路があります。

ホテルへの宿泊で獲得

ホテルへの宿泊でヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスを獲得するには、通常、1暦年中に以下のいずれかを獲得する必要があります。
 
・40泊
・20滞在
・75,000ベースポイント(通常、ほとんどのブランドでUSD1につき10ベースポイントを獲得できるので、年間USD7,500の利用に相当)
 
2021年は、上級会員資格取得条件が
 
・20泊
・10滞在
・37,500ベースポイント
 
があればよいことになっています。

クレジットカード保有で獲得

ヒルトンは、ステータスを獲得できる提携クレジットカードを揃えています。

以下のカードはいずれも、持っているだけでヒルトン・オナーズのゴールドステータスを獲得できます。
 
・アメックスプラチナ
・ヒルトンアメックス
・ヒルトンアメックスプレミアム

ゴールドステータスの特典

では、ゴールドステータスにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
 
メリットを感じる順に紹介します。

コンチネンタル・ブレックファスト無料またはホテルクレジット

無料で朝食が提供されることはホテルポイントプログラム上級会員の大きな特典の一つであり、ヒルトンはゴールドステータスメンバーに対してもは朝食を提供しています。
(アメリカはホテルクレジットになりましたが)
 
この特典は厳密にはコンチネンタル・ブレックファストのみですが、実際には多くのホテルがゴールド会員にフル・ブレックファストを提供しています。 
 
アメリカ国内のホテルでは、ゴールドメンバーは無料の朝食の代わりにホテルクレジットを受け取ることができます。
 
この特典は2021年限定で導入されたものですが、恐らく恒久的なものなるでしょう。
 
クレジットの金額は、1人1泊あたりUSD10 – 25で、ブランドやロケーションによって異なります。
 
ボストン、シカゴ、コロンビア特別区、ニューヨーク市、サンフランシスコ、ロサンゼルス郡、ハワイ州などのホテルでは、比較的高めのホテルクレジットをもらえるようです。

エグゼクティブラウンジの利用(空席がある場合のみ)

ゴールドメンバーのエグゼクティブラウンジアクセスポリシーは、少しわかりにくいかもしれません。
 
ゴールドメンバーは、エグゼクティブレベルへの客室アップグレードを受けることができます。
 
ゴールドメンバーが、空室状況に応じてエグゼクティブレベルの客室にアップグレードされた場合、エグゼクティブラウンジの利用権も付与されます。
 
逆に、エグゼクティブルームにアップグレードされない場合はラウンジの利用権は得られません。
 
ダイヤモンドメンバーは、エグゼクティブルームにアップグレードされなくても、ラウンジを利用することができますので、この点がゴールド会員とダイヤモンド会員の違いです。
 
エグゼクティブラウンジでは、無料の朝食、カクテルタイム、日中のコーヒーやドリンクを用意しています。
 
一般的に、特にアジアのエグゼクティブラウンジは、他の地域に比べて優れていると言われています。

プリファード・ルームへのアップグレード(空室状況による)

ゴールドメンバーは、客室のアップグレードを受けることができますが、ホテルごとに裁量の幅があります。
 
規約によると、ゴールドメンバーはプリファード・ルームへのアップグレードを受けることができ、これにはエグゼクティブルームへのアップグレードも含まれます。
 
スイートルームへのアップグレードは、規約上はゴールドメンバーのアップグレードプールから除外されていますが(ダイヤモンド会員にはあります)、ホテルの裁量でスイートルームにアップグレードされることもあります。
 
これらのアップグレードはすべてホテル側の裁量で行われ、チェックイン時に滞在期間中の空室状況に応じて付与されます。
 
これは、マリオットやハイアットで見られるようなホテルの裁量ではなく、空室状況に応じて特定の種類のアップグレードを約束するものとは少し異なります。

ヒルトン「My Way」の特典

ホテルブランドによって異なりますが、宿泊ごとに「My Way」と呼ばれる特典があります。
 
この特典のブランド別内訳は以下の通り。
 
・ウォルドーフ・アストリア :
プリファード・ルームへのスペース利用可能なアップグレードと、1,000ポイントまたはインルーム・ムービー1本のいずれか
・Canopy, コンラッド、キュリオ・コレクション、ダブルツリー、ヒルトン :
1,000ポイントを獲得、さらに1,000オナーズのボーナスポイントまたは無料のコンチネンタルブレックファストのいずれか
・エンバシー・スイーツ :
500ポイントまたはスナック/リフレッシュメント2つ
・ヒルトン・ガーデン・イン :
750ポイントまたは朝食(2名まで)
・ハンプトン・バイ・ヒルトン :
250ポイント、またはスナックとノンアルコール飲料を1つ
・ホームウッド・スイーツ・バイ・ヒルトン :
250ポイントまたは水2本と甘いスナック1つ
・ホーム2 スイーツ・バイ・ヒルトン :
100ポイントまたはスナックとミネラルウォーター

レイトチェックアウト(空室状況により)

レイトチェックアウトについては一応、ヒラを含むすべてのヒルトン・オナーズ会員は、空室状況に応じてレイトチェックアウトを受けることができます。
 
ですが、これはすべてホテル側の裁量に委ねられています。
 
ハイアットやマリオットとは異なり、ヒルトンにおいてはレイトチェックアウトが(ダイヤモンドメンバーも含め)保証されていません。

ダイヤモンドメンバーとの違い

ゴールドメンバーとダイヤモンドメンバーの主な違いは、以下の通りです。
 
・ゴールドメンバーには80%のボーナスポイント、ダイヤモンドメンバーには100%のボーナスポイントが付与されます
・ゴールドメンバーのアップグレードにはスイートルームが含まれていませんが、ダイヤモンドのアップグレードにはスイートルームが含まれています(ただし、ホテル側の判断によるものです)
・ゴールドメンバーはエグゼクティブルームにアップグレードされた場合のみエグゼクティブラウンジを利用できるが、ダイヤモンドメンバーはエグゼクティブルームにアップグレードされなくてもエグゼクティブラウンジを利用できる
・ゴールドメンバーにはスタンダードWi-Fi、ダイヤモンドメンバーにはプレミアムWi-Fiが提供される

まとめ

ゴールドステータスにも無料の朝食や何らかの客室アップグレードがあるので、考えようによっては、ゴールドステータスで十分なのかもしれません。
 
ですが、宿泊時には待遇の違いを感じることが間々あると思います。
 
特に、スイートルームにアップグレードしてもらいたい場合、予約した部屋タイプにかかわらずラウンジを利用したい場合には、ダイヤモンドステータスが必要です。
 
そのため、頻繁にヒルトンに宿泊される方は、ダイヤモンドメンバーを目指す価値があると思います。
 
ただ、今はダイヤモンドメンバーが溢れていてあまり高待遇ではないかもしれませんが・・・。
 
自分はクレジットカードも持たず、0泊でダイヤモンドステータスを維持していますが、ヒルトンは消去法でしか利用していません。
 
ちょっともったいないような感じではありますが、世界中どこでも同じような部屋の構造だとなかなか積極的に利用しようという氣にはなれませんね。

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