エアバス A380が買える?!
エアバス A380は、その大きさから見ても、他の旅客機にはない旅客機です。
しかし、この機材は残念ながら、商業的に成功したとは言えないでしょう。
あまりに大きすぎて燃費が良くない割に、収益が出ない機材となってしまいました。
初の商業飛行からわずか10年以上が経過しています。各航空会社が次々にA380を手放している中、A380を購入できるかもしれません。
その可能性について探ってみました。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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A380の歴史を少し
エアバス社はボーイング B747の競合機としてA380を設計しました。
当時、ボーイング747よりも15%低い運航コストを目標としていました。
2005年に初の試験飛行を行った後、シンガポール航空(SQ)が商業運航の顧客となり、2007年10月にA380の初号機を納入しました。
しかし、2019年2月にA380の生産を正式に中止しました。エミレーツ航空(EK)が当時53機だった受注を14機だけに減らしたことも、この決定の決定的な要因となりました。
退役が早まっている
2020年のこの状況で、エアバスA380型機の状況も悪化しています。
旅客需要が減少した結果、多くの事業者が撤退を加速させています。
エールフランス(AF)は、初めに全機を撤退させました。
またルフトハンザ・ドイツ航空(LH)のエアバスA380型機は、ドイツのフラッグキャリアとしての運航はもう二度とないと思われます。
機材の「価値」
航空データ分析会社のCirium社が、今後10年間のエアバスA380の機体コストに関する調査結果を発表しました。
調査によると、現在の市場価格は、2005年に製造された『半減期』の航空機で7,700万ドル、2019年に製造された航空機で2億7,600万ドルとなっています。
ですが、最終的には100万ドルまで下がるのではないかと予想されています。
また、A380のエンジンの価値とは対照的です。エンジンは完全にメンテナンスされ、稼働していれば、その価値はずっと長く維持されると予測されています。
この研究結果は、数年後には、より長い価値と寿命を持つエアバスA380のエンジンが、他の航空機にも使用されるようになるかもしれないことを示唆しています。
まとめ
100万ドルまで価格が下がれば、その辺りのお金持ちの人がポンと買ってしまうかもしれませんね。
どこに駐機させるか、はまた別の話ですが・・・。
経営再建のためにあれこれ手を尽くしているタイ国際航空(TG)も、保有している機材のオークションを行っています。
http://www.thaiaircrafttrading.com/ACWEBAPP/contentDisplay?page=HO
ボーイング B747機材もオークションに出されているようなので、模型では飽き足らない人がは本当に買っちゃうかも?!
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