エミレーツ航空(EK)がジェットブルー(B6)との提携を解消

2022/10/30をもって、エミレーツ航空(EK)とジェットブルー(B6)は提携を終了することになりました。
この日をもって、両社のコードシェアは終了し、相互のマイレージ獲得・交換もできなくなります。
この提携解消には、背景があるようです。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
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至極当然の流れ?
両社が初めて提携を開始したのは2012年のことです。
エミレーツ航空(EK)は、特にボストン(BOS)とニューヨーク(JFK)を経由して、ジェットブルー(B6)が就航している小規模な市場にアクセスできるようになりました。
さて、EKとB6の提携が切られた動機は何でしょうか?
ひとつには、EKとユナイテッド航空(UA)の提携があります。
EKはかつてアラスカ航空(AS)はかつて提携していましたが、ASがワンワールドに加盟したため、提携は解消されました。
一方で、B6とカタール航空(QR)は、ますますパートナーシップを強化しています。
アメリカン航空(AA)とQRもパートナーシップを強化しており、今後さらに強化されると予想されます。
EKとUAのパートナーシップは、通常のコードシェア契約よりも、より緊密で密接なものになると思われます。
EKとUAがより親密になり、QRとAAがより親密になり、さらに小規模で連携したパートナーシップも増えていくと思います。
何れにしても、10年以上提携してきた航空会社との提携解消なので、かなり大きな決別だと思われます。
まとめ
EKがUAとの提携を開始したとして、マイレージの相互利用・獲得ができるようになったとしても、EKファーストクラスやUAのポラリスなどは自社マイレージのみ予約可能なのは変わらないでしょう。
UAも最近、提携航空会社への自社便(特にビジネスクラス)の特典向け座席を極端に絞っています。
これからは、
プレミアムクラスは自社マイレージで
という流れが主流になるでしょう。
既に、EKだけでなくシンガポール航空(SQ)やエールフランス航空(AF)のスイートクラス/ファーストクラスは、そのようになっています。
全日空(NH)に至っては、必要マイレージ数が少ないだけでThe RoomやThe Suiteはほとんど予約ができず、高額の燃油を徴収される始末。
世界一周など、限られた使い方でないとお得感を出せなくなっており、出口戦略の困難なマイレージプログラムとなっています。
自分はスターアライアンスのマイレージプログラムはNHではない2つのマイレージプログラムを活用して、快適なフライトができる予約をしていますがスターアライアンスは魅力に欠けますね。
そんなスターアライアンスに、UAとの提携を機にEKが加盟したりして?!