特典航空券を利用した方がお得に「ならない」ケース

特典航空券を利用する理由の一つとして、
通常の航空券を予約するよりもかかるコストを少なくすることができる
というものがあり、普段からマイレージをお得に獲得するための情報を手に入れているのもこれが最大の理由です。
一方で、特典航空券は「生き物」のようなものなので、必要マイレージ数の変更が頻繁にあります。
「変更」というのはだいたい「改悪」であることがほとんどなんですが、この改悪が結構行われるようになり、結果として特典航空券を予約するよりも航空券を有償で買った方がいいケースが出てくるようになりました。
以前、こんな投稿をしていますが、
これはいわゆる、マイレージの「無駄遣い」です^^;
今回は、フライトで特典航空券を使うべきではないケースを紹介したいと思います。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
デルタ航空(DL)のマイレージ
デルタ航空(DL)のマイレージは、「スカイペソ」と言われるほど1マイルあたりの価値が低いマイレージです。
数年前にDLフライトをDLマイレージで予約する際に、必要マイレージ数が変動性になったのですが、その一例がこんな感じ。
これ、往復ではありません。
片道の必要マイレージ数です。
同じルートを往復で普通に航空券として購入しても、JPY200,000程度。
もっとひどいのが、アトランタ(ATL) – ヨハネスブルク(JNB)間のビジネスクラスで、900,000マイル以上かかります。
スカイペソもここまでくると、逆にもっと突き抜けて欲しい氣もしますが、日本からハワイへ行くならこの10分の1以下のマイレージ数でビジネスクラスに搭乗することができます。
その方法は、ヨーロッパ・ハワイセミナーの中でお伝えしています。
エティハド航空(EY)のマイレージ
エティハド航空(EY)のファーストクラス「The Residence」は、特典航空券で予約する場合には基本的にはEYマイレージでないと予約ができません。
ですが、片道2,000,000マイル以上かかります。
同じルートを往復で普通に航空券として購入しても、JPY1,500,000くらい。
絶対に有償で購入した方がいいです。
EYのファーストクラスですが、一つ下の「Apartment」でも十分楽しむことができると思います。
First Class Review : エティハド航空(EY) EY11 アブダビ(AUH) – ロンドン(LHR) エアバス A380 The Apartment
EYマイレージは、他にも使いどころがたくさんあるので、敢えてResidenceにこだわる必要もないのかな、と思っています。
まとめ
ここで挙げた例は、世界中にある馬鹿げたマイレージプログラムの必要マイレージ数の一例です。
こんな無駄な使い方をする方はなかなかいないとおもいますが、それでもどうぞお気をつけください 🙂
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